バルセロナは5日、ラシン・サンタンデール(3部)からU−19スペイン代表MFパブロ・トーレを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。
バルセロナのクラブ公式サイトによると、トーレの移籍金は500万ユーロ(約6億3,000万円)。今後のトーレの活躍次第で、インセンティブとして最大2,000万ユーロ(約25億1,000万円)をラシン・サンタンデールに支払うことになるという。トーレは引き続き今シーズンをラシン・サンタンデールで戦い、シーズン終了後にバルセロナへと移籍。バルセロナはトーレをトップチームに組み込む予定ではあるものの、選手登録はBチームで行う模様だ。バルセロナとトーレの契約期間は2026年6月30日までで、契約解除金は1億ユーロ(約125億7,000万円)。
ラシン・サンタンデールでは17歳でトップチームデビューを果たし、世代別のスペイン代表にも名を連ねるなど、トーレは将来を嘱望されている。現在18歳のMFを自チームに引き入れようとする動きは激化し、バルセロナのほかにライバルのレアル・マドリードも獲得に動くなど、若きタレントの確保を目指す“場外クラシコ”が勃発していた。
スペイン紙『マルカ』は、トーレのバルセロナ移籍に関しては「シャビ監督の存在が大きかった」と分析。5日の同紙の報道によれば、シャビ監督の代理人を務めるアルトゥーロ・カナレス氏はトーレの代理人も務めており、バルセロナ指揮官はカナレス氏をとおしてトーレ本人や家族に対してアプローチ。自身が若手選手を積極的に起用する意思があることを伝えたという。
【画像】バルサがパブロ・トーレ獲得を発表!
Pablo Torre joining @FCBarcelonaB from the end of the season.
He signs on 30 June 2026.
Welcome Pablo! 👏 pic.twitter.com/iOojtuUgW6— FC Barcelona (@FCBarcelona) March 4, 2022