日本代表DF板倉滉が所属するシャルケは5日、ドイツの住宅会社『VIVAWEST』がクラブの新たなメインスポンサーとなることを発表した。
シャルケは2007年から、ロシア半国営の大手エネルギー企業『ガスプロム』がメインスポンサーを務めていた。しかし、ロシアのウクライナ侵攻による反露感情の高まりを受け、先月28日にパートナーシップの解消を発表していた。
『VIVAWEST』はシャルケの地元ゲルゼンキルヒェンに本社を置く、ノルトライン・ヴェストファーレン州の大手住宅会社。シャルケのベルント・シュレーダー取締役会長は、「困難な時期に迅速かつ簡単なサポートを提供してくれたVIVAWESTにとても感謝しています。VIVAWESTとの話し合いは、大きな信頼と共通の価値観に基づくものでした。このパートナーシップは、シャルケの新しい時代の幕開けとなるものです」と、新たなパートナーを歓迎している。
シャルケの財務を担当するクリスティーナ・リュール・ハマーズ執行役員は、「中期的な財務計画や近々予定されている社債の発行も視野に入れ、新たなパートナーを早期に見つけることができたことは、ファンやパートナーに対してポジティブなシグナルになると考えています。今後は資金力をさらに拡大し、チャンスを生かすことが重要です」とコメント。また、ペーター・クネーベル競技部門取締役は、「VIVAWESTとシャルケは、何十年にもわたってルール地方の多くの人々の日常生活で中心的な役割を担ってきたという事実で結ばれています。この長い伝統とともに、私たちは今、成功する未来に向けて共に歩んでいきたいと考えています」と語っている。
契約の詳細については公表されていないが、ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、『VIVAWEST』の年間スポンサー料はおよそ450万ユーロ(約5億6000万円)となる模様。『ガスプロム』と結んでいた契約の半額相当だという。
VIVAWESTがFCシャルケ04の新しいパートナーになりました🤝
今後シャルケのユニフォームには、ゲルゼンキルヒェンの住宅会社である新パートナーのロゴが入ります👕
ようこそ & グリュック・アウフ!👋#S04 | 🔵⚪️ | @Vivawest_Wohnen pic.twitter.com/qpUzWrkl4V— FCシャルケ04 (@s04_jp) March 5, 2022