ロッテ・平沢、開幕一軍入りへアピール続く!

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2022年03月06日 16:50  ベースボールキング

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ロッテの平沢大河(撮影=21年11月18日)[撮影者=岩下雄太]
◆ 1安打1四球

 オープン戦の出塁率.600を記録するなどロッテの平沢大河が、2019年以来となる開幕一軍入りへアピールを続けている。

 2試合連続『9番・遊撃』でスタメン出場した平沢は0−0の3回一死走者なしの第1打席、ソフトバンクの先発・和田毅が1ボール1ストライクから投じたストレートをセンター前に弾き返した。

 0−0の5回二死二塁の第2打席は、2ボール2ストライクから4球連続ファウルで粘ると、9球目の外角のストレートを冷静に見送り、最後は10球目の低めのチェンジアップを見極め、持ち前の選球眼の良さでしっかりと四球を選んだ。


◆ キャンプで出遅れも

 18年に112試合に出場したが、翌19年は「結果で応えられなかった。悔しい」と主力選手の故障がありながらも、チャンスを活かすことができず51試合の出場にとどまった。「この悔しさを2020年に活かせればと思っています」と挑んだ20年だったが一軍出場なし。昨季も一軍出場がなく、19年を最後に公式戦での一軍出場がない。

 今年は2019年以来となる春季キャンプを一軍で迎える予定だったが、新型コロナウイルスに感染しB組スタート。第2クールから合流し、球団を通じて「スタートで出遅れているので少しでもアピールしていかないといけないですし、少しでも人より目立つようにやっていければと思います」とコメント。現時点では言葉通り、目立った活躍を見せている。

 2月23日のオリックス戦から一軍合流すると、昇格後初打席となった同戦でいきなりセンター前に適時打を放ち、同試合から5試合連続安打。

 途中出場した3月4日のソフトバンク戦は2打数0安打だったが、先発出場した5日のソフトバンク戦では0−0の6回無死走者なしの第2打席、育成・藤井皓哉が3ボール2ストライクから投じた9球目のやや外寄りの149キロストレートを左中間フェンス直撃の二塁打。続く0−1の8回無死二塁の打席では、きっちりと初球で送りバントを決めた。

 走塁でも2月26日の西武戦、1−1の5回無死一塁から池田来翔が三塁線を破ると、レフトが打球処理をもたついている間に一塁走者の平沢は三塁を陥れ、続く藤原恭大の犠飛で生還した。“1つ先の塁”を狙う走塁もしっかりと見せた。

 ロッテの三塁、遊撃の争いはエチェバリア、藤岡裕大を中心に、安田尚憲、池田らの競争かと思われたが、平沢もここまでは必死に食らいついている。開幕まで残り3週間を切り、この先レギュラー選手の出場が増えていくことが予想される。開幕一軍入りへ、少ない機会で結果を残し続けることが重要になっていきそうだ。

▼ 平沢大河の対外試合打撃成績
9試 率.368(19−7)本0 点2 四死6 出塁率.520

文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • 平沢は「背水の陣」だろうからな。打率056が四番を平気で特別扱いしてる無能井口。この後は必ず藤岡祐大を特別扱いしてくる。平沢がどこまで結果で捩じ伏せるか。そこで決まるだろう。
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