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オリックスの吉田正尚選手（28）は8日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたプロアマ交流戦・大阪経済大学戦に「3番・指名打者」で先発出場。
今春はじめての実戦出場で安打を放ち、順調な調整ぶりを示した。
この日のスタンドには、オリックスだけでなく西武やロッテ、楽天、日本ハムなど、他球団のアマチュアスカウトも集結した。
彼らのお目当ては、大経大の先発・才木海翔。最速151キロのストレートが武器の右腕は、今秋のドラフトにおける有力候補として注目を集めている。
一方、オリックスは宗佑磨や西村凌、中川圭太に小田裕也といった一軍クラスの選手も開幕に向けた調整として参加。その中に“背番号7”の姿もあった。
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初打席は初回、一死一塁の場面。追い込まれながらも144キロをレフトへ弾き返し、技ありの一打。いきなり初安打をマークすると、第2打席は145キロを引っ張るも、ここは二ゴロで併殺。この日は2打席で交代した。
2打数1安打の結果はもちろんのこと、一塁への全力疾走も見られ、脚の状態も良さそう。この日3安打を放ったプロ2年目の元謙太が「どんな時でも自分のタイミングで打っているのは参考になる」と憧れの表情を見せたように、2年連続首位打者の状態に心配は無用だ。
キャンプ中から「今、できることをやっていく」と語り、ていねいに段階を踏んで調整を進め、「良いスタートを切れるように。開幕から逆算して、最後のオープン戦（18日からの対阪神3連戦）あたりにマックスに持って行けるようにしたい」と目標を掲げてきたオリの主砲。
ターゲットが近づいてきた中で、まずは上々の第一歩。常に打撃部門のトップを目指す男のエンジンが、本格的に掛かってきた。
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【動画】2年連続の首位打者獲得！オリックス・吉田正尚の「2021年・全安打」
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