プレミアリーグ、約1億5000万円の寄付とロシアの放送パートナーとの契約停止を発表

プレミアリーグは8日、公式声明でロシアの放送パートナーとの契約停止とウクライナへの寄付を決定したと発表した。
　
　ロシアがウクライナに侵攻したことを受け各国は制裁を行い、フットボール界にも影響が及んでいる。FIFA（国際サッカー連盟）とUEFA(欧州サッカー連盟)は共同で声明を発表し代表・クラブチームを全大会出場停止処分としたほか、ロシア系企業とスポンサー契約を結んでいるクラブが契約を解除するなど多くのアクションが見られている。

　プレミアリーグでは全クラブのキャプテンが試合では特別な腕章を着用し、キックオフ前に選手、監督、審判、クラブスタッフ、そしてファンとともに特別な時間を持つなど連帯を示してきた。

　今回改めて声明を公式サイトに掲出したプレミアリーグは「プレミアリーグとその加盟クラブは本日、ロシアのブロードキャストパートナーであるランブラー（Okko Sport）との契約を停止し、ウクライナの人々を支援するために100万ポンド（約1億5000万円）を寄付することで全会一致で合意しました」と発表した。

続けて「リーグは、ロシアのウクライナ侵攻を強く非難します。私たちは平和を求め、影響を受けたすべての人々に思いを寄せています。100万ポンドの寄付金は、災害緊急委員会（DEC）に寄付され、人道支援を必要としている人々に直接届けられる予定です。今回のアクションは、週末に行われた試合で、リーグ全体がウクライナへの支援を表明したことに続くものです」とメッセージを伝えた。

　7日にはFIFAがウクライナとロシアでプレーする外国籍の選手や監督の移籍に関するルールを一時的に改正することを決定したと発表するなど、予断を許さない状況の中影響が広がっている。

プレミアリーグ、約1億5000万円の寄付とロシアの放送パートナーとの契約停止を発表

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