エチェバリアが一軍合流 激しさ増すロッテの“遊撃・三塁”の争い

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2022年03月09日 08:41  ベースボールキング

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ロッテのエチェバリア(C) Kyodo News
ロッテのレアード、エチェバリアが8日の日本ハム戦、今季初めて一軍のオープン戦に出場した。

 昨季何度も華麗な守備でファンを沸かせたエチェバリアは昨季、遊撃での出場がメインだったが、同日の日本ハム戦では来日後初めて三塁で出場。昨季まではエチェバリアが遊撃で出場するときは、藤岡裕大が三塁に回る形だったが、この日は初めて三塁・エチェバリア、遊撃・藤岡という守備位置で試合に挑んだ。

 ちなみにエチェバリアは、メジャー時代に遊撃だけでなく、二塁、三塁でも出場しており、来日前の20年には三塁で8試合(44回4失策)に出場した経験を持っている。

 5番で出場した打撃では、0−0の2回一死走者なしの第1打席、先発・生田目翼が投じた初球の外角のカットボールを逆らわずにライト前に運ぶ安打を放ち、牽制悪送球の間に先制のホームを踏んだ。

 エチェバリアは3回の守備からベンチに下がり、平沢大河が2月の対外試合以降では初めて三塁のポジションで出場した。

 平沢は5−1の6回無死走者なしで迎えたこの日の第1打席、日本ハムの2番手・吉田輝星が2ボール1ストライクからの4球目の144キロストレートをライト前に3試合連続安打を放つと、続く5−1の8回一死走者なしの第2打席は、2球で追い込まれるも吉田輝が投じた3球目のストレートをライト前に弾き返す安打でマルチ安打を達成。

 5日と6日のソフトバンク戦ではスタメン出場していたが、この日は途中出場ながら2本の安打を放ちしっかりとアピールに成功した。これで平沢は2月の対外試合から打率.429(21−9)、6四死球、出塁率は驚異の.556だ。

 “三塁・遊撃”のレギュラー争いは、エチェバリア、藤岡がレギュラーの本命ではあるが、対外試合で日に日に存在感を高める平沢、ここ最近は当たりが止まっているものの、2月の対外試合からアピールを続けるルーキーの池田来翔、三塁のレギュラーを目指す安田尚憲などがいる。

 平沢をはじめとした開幕一軍入りを狙う選手たちが活躍することで、チーム内の競争がさらに激化していく。まずは3月25日の楽天との開幕戦で、誰が三塁、遊撃のスタメンに名を連ねるのか、この先の争いに注目だ。

▼ 対外試合の打撃成績
エチェバリア 1試 率.500(2−1)本0 点0 盗0 出塁率.500
藤岡 裕大 4試 率.222(9−2)本0 点0 盗0 出塁率.300
平沢 大河 10試 率.429(21−9)本0 点2 盗0 出塁率.556
池田 来翔 15試 率.269(52−14)本1 点7 盗1 出塁率.328
安田 尚憲 14試 率.176(34−6)本2 点5 盗0 出塁率.293
※成績は22年3月8日終了時点

文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • 井口の「どうしても藤岡病」が末期です。競争が公平ではありませんね。藤岡は若手じゃないから「若手は特別扱いしない」は、あてはまらない訳です。井口には早く辞めて貰いたいわ。
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