日本ハム“近藤監督”の采配で逆転勝ち　万波がOP戦トップ5号弾放つ

● 広島 1 − 4 日本ハム ○
＜オープン戦　マツダスタジアム＞

　オープン戦好調の日本ハムが快勝。ビッグボスに代わってベンチで指揮を執った“近藤健介監督”の初陣を白星で飾った。

　2月末に行われたオープン戦初戦でも、上沢直之投手にチームの指揮を任せるなど、常識にとらわれない取り組みを見せてきた新庄剛志ビッグボス。この日は自ら一塁ベースコーチに立ち、“近藤監督”率いるチームの奮闘を見守った。

　試合が動いたのは1点を追いかける5回。イニング先頭の5番・水野達稀がバントヒットで出塁すると、一死一・三塁と好機を拡大し、清水優心がセーフティースクイズを成功。4回まで1安打に抑え込まれていた森下暢仁を相手にバント攻勢を仕掛け、試合を振り出しに戻した。

　さらに6回、一死から石井一成が三塁打でチャンスメークし、続く3番・淺間大基が勝ち越し適時打。8回には打撃好調な1番・万波中正がオープン戦の本塁打ランキング単独トップに再浮上する5号ソロを放ち加点した。

　投げては“元監督”の先発・上沢が3回に先制を許したものの、5回10安打1失点と粘投し、あとを受けた井口和朋、宮西尚生、杉浦稔大もそれぞれ1回パーフェクトの継投。最終回はドラ8ルーキー・北山亘基が無失点で締めくくった。