オリックス・宮城は粘投も危機感語る「悪いところはピッチングにおいて全て」

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2022年03月12日 18:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

オリックス・宮城大弥投手<写真=北野正樹>
○ オリックス 10 − 2 巨人 ●
<オープン戦 京セラドーム大阪>

 昨年の新人王、オリックスの宮城大弥が12日、巨人とのオープン戦(京セラドーム大阪)に先発。前回登板から中5日で挑んだ今季2度目のオープン戦マウンドは、4回2/3(80球)を投げ7安打2四球2三振。失点はソロホームランによる1点に抑えたが、不安定な投球内容だった。

 初回から安打と四球で得点圏に走者を背負い、2回先頭の中田翔にストレートをセンターバックスクリーンに放り込まれ失点。3回は二死満塁、4回は二死二・三塁のピンチを招くピンチの連続で、遊撃手・宜保翔の好守に救われるなど、なんとか無失点で切り抜ける投球だった。最終イニングの5回は、岡本和真とウィーラーを打ち取り、球数が80球に達したところで降板。中川颯にマウンドを譲った。

 宮城は降板後、「良いところは球数が前回よりも増えたことだけ。悪いところはピッチングにおいて全て」と厳しい自己評価。「初回からランナーを出してしまいましたし、先頭打者に対しても簡単にヒットを打たれたりしたので、そこはもっと工夫して投げていったら違った結果になったのかなと思ったので、工夫して投げていきたい」と投球を振り返った。

 「焦りだったり緊張してた部分があったので、目先のことだけを考えてしまった部分があったのかな」とマウンド上での乱れを分析し、「今のままじゃローテーションに入って来るのも難しくなると思いますし、まだまだ課題がたくさんあるので、ひとつひとつ克服して、一生懸命頑張りたい」と危機感を口にしている。

 昨季のブレークから一転、現在の心境は「ほぼ不安だと思う」という宮城だが、「やっていくうちに自信がついていい投球が出来ればいいと思いますし、逆にこういう風な投球だと不安が勝っちゃうので、まずは自信に繋がるような投球を目指してやりたい」と、最後は力強く前を向いた。

 中6日で回れば開幕2戦目の先発が有力なだけに、次回の登板で課題はしっかり克服したいところ。昨年チームに初勝利をもたらした左腕の奮起に期待したい。


取材・文=どら増田

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  • そもそも投球レベルのタンクがデカいから、普通満足する量が入っても足りないか。ただ自分との戦いになり過ぎないように。
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