ヤクルト・濱田、右前適時打＆痛烈二塁打「振り負けずにしっかり打てた」

● ヤクルト 5 − 7 ソフトバンク ○
＜オープン戦・神宮＞

　ヤクルトの濱田太貴外野手（21）が13日、ソフトバンクとのオープン戦に「6番・右翼」で先発出場。3打数2安打1打点をマークし、開幕一軍入りをアピールした。

　初回、二死三塁の場面でソフトバンクの先発右腕・杉山と対戦。1ボール1ストライク後の直球を捉えた打球は、二塁手の脇を鋭く抜ける右前適時打となった。代打で適時二塁打を放った前日の同カードに続く2試合連続の打点。濱田は「打ったのはストレート。チャンスだったので積極的に打ちました。振り負けずにしっかりと打つことができました」と振り返った。

　8回の第4打席は、二死無走者の場面で中日からFA移籍した又吉と対戦。初球のシュートを捉えた打球は、低いランナーで右中間を破る二塁打となった。続く赤羽の右前適時打で5点目の生還。最後は頭から本塁へ滑り込みファンを沸かせた。

　この日はフル出場し、3打数2安打1打点、1四球1得点を記録。状態の良さをアピールし、オープン戦打率は.333（15打数5安打）となった。

　昨年はオープン戦でチームトップの4本塁打を放ったが、開幕直前に上半身のコンディション不良で離脱。その後も一軍に戻ることができなかった。今年の春季キャンプは二軍スタートだったが、持ち前の長打力に磨きをかけオープン戦から一軍に合流。今年こそ神宮を舞台に活躍し、連覇のキーマンになってほしい存在だ。