クラフトビールの人気が世界中で勢いを増す中、香港発クラフトビールと香港料理が味わえるお店が、2022年3月7日（月）赤坂に誕生。「Carbon Brews Tokyo（カーボンブリュース トーキョー）」は、「Carbon Brews」のタップルームとしては香港に先駆けてここが世界初。路地裏の地下にひっそりとたたずむ大人の隠れ家にオズモール編集部が潜入し、日本では未体験のペアリングを味わってきました。
香港生まれのクラフトビールはアーティスティック
「Carbon Brews」は2018年に香港の工業地帯・火炭で誕生したクラフトビールブランド。この地名の「火炭」の炭＝Carbonということからその名が付いたのだとか。誕生以来、その個性的なビジュアルやフレーバーもさることながら、ビール通もうならせるクオリティの高さで数々の賞を受賞しているのだとか。
店内は、香港名物の路面電車をイメージしたグリーンがポイントになっていて、カラフルなアートが飾られたスタイリッシュな空間。カウンター席も多く、ひとりで訪れても楽しめそう。個性豊かなクラフトビールと一緒に、香港の定番料理をちょっと現代風にアレンジした旬の料理をいただけるなんて、なかなか日本ではできない体験です。
クラフトビールと最旬香港料理のペアリングを楽しむ
店内では、タップから注がれた新鮮な生ビールが味わえるのはもちろん、それぞれのビールに合ったメニューも提案してくれます。その中からお気に入りのペアリングをご紹介。
◆Baby Rich Lupulins×腸粉
Lupulinsというのはホップに含まれる黄色い粒のことで、ビール独特の苦みや香りの元となるもの。マンゴーやパパイヤのような南国系フルーツの甘い香りがします。口に入れてもその香りはそのままですが、味は甘くなく、フルーティでリッチな風味が広がります。アルコール度数3.9％で、クラフトビール初心者にもおすすめ。
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◆Crazy Rich Lupulins×タイフーンシェルター
Baby Rich Lupulinsの兄弟のようなビールですが、ルプリンがクレイジーなほどリッチに入っているという意味。その名の通り、香りと味が濃厚で鮮烈。こちらはアルコール度数8.2％とやや高めなので飲みすぎ注意です。
これに合わせるお料理も、負けずとパワフル。タイフーンシェルターは、台風から避難する際に乗る屋形船で提供されたと言われる屋台料理。イカのから揚げや素揚げした野菜に、サクサクとした衣を絡ませていただくのですが、一口食べるとカレーのスパイシーな香りが広がり、後味はピリッとチリパウダー。サクサクの食感がたまりません。このビールとは永遠にイケる組み合わせです。
そのほか、麻婆豆腐とチーズがかかったフライドポテトに、ウィート（小麦）ビールを合わせたり、日本でいうメロンパンのような菠蘿包（パイナップルパン）にあんことレーズンバターを挟んだ罪深き食べ物と、流行りのサワービールを合わせたり。香港のおしゃれピープルが地元で本当に楽しんでいそうなペアリングを堪能しました。
フォトジェニックな缶ビールはギフトにもぴったり
「Carbon Brews」のビール定番6種類に加えて、季節の限定ビールの計7種類のビールが生で味わえるほか、テイクアウト用に缶でも販売。ポップなデザインのビール缶は思わず連れて帰りたくなる、思わず写真を撮りたくなる魅力に満ちています。プレゼントにしても喜ばれるはず。
この日のシーズナルビールはLike the Wind という、香港を拠点に活動する映画撮影監督クリストファー・ドイルとの共作（写真いちばん右）。モノクロ写真の缶デザインがなんともクールです。
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お店の入り口では、缶ビールのほか、Tシャツやトートバッグ、サングラスなども販売。クールなデザインのオリジナルグッズは、おそらくここでしか手に入りません。飲み口のブラックが印象的な缶のデザインは、自社のデザインチームが手がけているのだとか。
2021年11月にアジア最大級の美術館「M+」がグランドオープンするなど、食はもちろんアートも盛り上がっている香港。なかなか旅行に行けないけれど、ここにくれば最先端の香港気分が味わえる、そんな素敵な大人の隠れ家でした。
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