オリックス・山本由伸「もっと良いボールを」OP戦最終登板は6回途中1失点

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2022年03月18日 23:34  ベースボールキング

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阪神戦に先発したオリックス・山本由伸[写真=北野正樹]
● オリックス 2 − 3 阪神 ○
<オープン戦 京セラドーム大阪>

 オリックスの開幕投手最有力とみられる山本由伸が18日、阪神とのオープン戦(京セラ)に先発。6回途中5安打6三振1失点で降板し、シーズン開幕前最後の調整登板を終えた。

 山本は初回から3回までパーフェクトピッチングを披露。1点リードの4回、先頭の近本光司に中前へ運ばれ、二死から佐藤輝明に中堅フェンス直撃の適時三塁打を浴び失点したが、5回は連打で迎えたピンチをゼロに抑え、最少失点でゲームメイクした。

 6回一死一塁の場面で佐藤輝を二直に打ちとったところで、球数が90球を越えていたこともあり降板。開幕1週間前となったこの日は、5回2/3、打者22人対して94球、最速は4回に佐藤輝へ投じた156キロだった。

 当初予定していた球数「80〜90球」を超える投球にはなったが、前回登板で苦しんだ立ち上がりを完ぺきに抑える上々の最終調整。山本は降板後、「立ち上がりからしっかりいい入りをすることと、球数をけっこう投げたので、その中でいいボールを投げようと思ってました」と振り返った。

 ただ、序盤3イニングの完全投球も「結果的にいい立ち上がりが出来た」と山本本人は振り返っており、「カーブが決まってなかったり、まだ精度の悪いボールもたくさんある」と満点の投球内容ではなかった様子。「もっと安定していいボールが投げられるように頑張りたい」と、修正してシーズン開幕を迎える意向だ。

 中嶋聡監督は「(ここまでの調整を)任せている部分もありますし、本人がOKと言えばOKなんじゃないでしょうか」と全幅の信頼を寄せており、昨年の疲労に関しては「本人は大丈夫と絶対に言うでしょうし、こちら側が気にしなきゃいけないことだと思いますし、行けると言えば行ってもらいます」と、ベンチも気を配りながらエースを起用していくようだ。

 気になる開幕投手について、指揮官からの明言はなかったが、山本は「開幕から一気にチームも首位をキープ出来るようなシーズンになるように、思い切って頑張っていこうと思います」と任されたマウンドで腕をふる決意。リーグ連覇へのスタートダッシュを誓った。


取材・文=どら増田


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