頭が2つでハート型、非常にレアな結合双生の魚が海辺に(ブラジル)

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2022年03月20日 05:01  Techinsight Japan

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ブラジルのビーチで発見された頭が2つある魚(画像は『The Mirror 2022年3月18日付「Man stumbles across bizarre two-headed mutant fish in shape of heart on beach」』のスクリーンショット)
ブラジル南東部サンパウロ州サンビセンテ市のイタラレー海岸で16日朝7時頃、ビーチを掃除していた男性がハート型をした小さな魚を発見した。魚は頭を2つ持ち、腹部で結合していたという。『G1』などが伝えている。

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海辺に打ち上げられた結合双生の魚を発見したのはクラウジネイ・アントニオさん(Claudinei Antonio、46)で、「イタラレー海岸を掃除していたところ、珍しいハート型をした魚に目が留まった」と当時を振り返る。

魚は手のひらに載るほど小さな個体で、クラウジネイさんは「頭が2つある魚なんて滅多にいないからね。思わず何枚も写真を撮ったよ。これまでビーチの掃除を25年間もしているけど、あんな魚を見たのは初めてさ」と興奮冷めやらぬ様子で語った。

またクラウジネイさんが撮影した写真を見た洋生物学者のエリック・カミンさん(Eric Comin)は「人間の結合双生児と同じように、体の結合は魚でも起きる。実はエスピリトサント州の水族館にも記録が残されていてね。非常に稀だが生き残ることは可能だ」と明かすと、このように続けた。

「身体が結合している魚の場合、5組に1組しか生き残ることはできないと考えて欲しい。2匹は泳ぐことも食べることも可能だが、短命でね。内臓は2匹で共有していて、一生離れることはできない。現在はまだ、2匹を分離する技術が確立されていないからね。」


非常に稀な結合双生の魚だが、トルコでは2014年に2つの頭を持つイルカが海岸に打ち上げられていた。また結合双生以外のケースでは2020年、インドネシアで妊娠中の母ザメから一つ目の白サメが発見されていた。

画像は『The Mirror 2022年3月18日付「Man stumbles across bizarre two-headed mutant fish in shape of heart on beach」』『G1 2022年3月17日付「Peixes siameses com formato de coração surgem em SP e chamam atenção de moradores e especialistas; FOTOS」(Foto: Claudinei Antônio)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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