谷口彰悟、元川崎組との共闘を心待ちに…「技術・メンタル頼もしくなった」と成長実感

1

2022年03月20日 22:24  サッカーキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

[写真]=金田慎平
日本代表DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)が、20日にオンラインでのメディア対応を行った。

 前回1月の代表活動では、DF吉田麻也(サンプドリア/イタリア)とDF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が欠場し、DF板倉滉(シャルケ/ドイツ)とセンターバックのコンビを組んだ谷口。スタメン組の不在を感じさせないパフォーマンスを披露し、2試合連続でクリーンシートを達成した。そんな谷口は川崎Fでの自身の取り組みや、大一番への準備など、代表活動に向けて意識していたことを問われ、次のように語っている。

「僕はなかなか代表に呼ばれず、久々に呼ばれたのが昨年6月。そこまでは自分に何か足りない、成長しないといけない部分があると考えてやってきました。久々に呼んでいただき、そこで代表として戦う、海外の国と戦うことの難しさや感覚の違いを改めて、久々に感じられて、よりレベルや基準が自分の中で明確になったので、そこを意識してやってきました。最終予選も呼んでいただき、ベンチ外もありましたが、基準を感じながら、そこを目指して常に自チームで高いレベルの意識で取り組むことを継続してきたつもりです」

「その準備をしてきたから、1月の予選で出番が回ってきて、準備してきた自信があったので、ばたつかずにパフォーマンスできたと思います。そこを体感したことで、リーグ戦も集中して取り組めている。最後の2連戦への思いもあった。代表を結びつけながらやれている充実感があります」

 代表キャプテンの吉田は、ボールの持ち運び方や遊びの短いパスを使いながら遠くを見る点など、谷口のビルドアップ能力を高く評価している。「吉田選手から評価をもらっているところは、自分が自信を持って取り組んでいる部分なので、どんな舞台でも自信をもってやれば通用するなという手応えは得ています。そこは今後もより自信を持って取り組んでいける部分だと、話を聞くと改めて自信になります」と反応した谷口は、一方で吉田や冨安から参考にしたい部分を次のように挙げている。

「吉田選手や冨安選手、他にもいいCBはたくさんいる。水を漏らさない作業というか、つけ込む隙を与えない姿勢は自分自身も勉強になりました。自信だったり経験を含め、プレーや姿勢に表されるのかなと思います。(吉田は)いろんな修羅場をくぐってきている選手であり、頼もしいというか、そういう存在に自分もなっていきたいと思っているので、勉強しつつ自分の力に変えていきたいです」

 今回の代表戦では、同僚のDF山根視来のほか、板倉やMF田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、MF守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、MF三笘薫(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー)、MF旗手怜央(セルティック/スコットランド)ら川崎F在籍経験のある選手が多数集結。谷口は「知っている選手がたくさんいることは強みですし、特徴は理解しているので合わせやすい部分はあります。ただ、それぞれ別のチームでやっているので、楽しみはあるし、すり合わせないといけない部分もあります。一回一回のトレーニングを大事にして合わせていければと思います」と語り、成長した海外移籍組との共闘に胸を躍らせている。

「それぞれの個性は理解しているつもりなので、そこをチームとしてどう生かすか。知っている選手がアプローチしていけたら、もっとそれぞれの特長が生かせるサッカーができると思います。海外に移籍して、違うチームで揉まれ、技術的にもそうですけど、メンタル的にも頼もしくというか、強くなったと感じることも多かった。そこは素直に僕も吸収したいし、彼らも成長を見せたいと思っていると思う。そのパワーをチームとして結果につなげられるようにやっていきたいです」

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定