ラ・リーガ第29節が20日に行われ、エスパニョールとマジョルカが対戦した。マジョルカの日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、60分から出場した。
試合は42分にエスパニョールが先制する。自陣中央でのボール奪取から、セルジ・デルダルがドリブルで敵陣中央まで前進。相手に体を寄せられながらもボールをキープすると、絶妙のスルーパスを通してラウル・デ・トマスを走らせる。相手GKとの一対一を迎えたデ・トマスは、左足のシュートでゴール右下へと流し込んだ。
リードで折り返したエスパニョールは、54分に2点目の絶好機を迎える。味方が自陣からロングフィードを供給すると、インターセプトを試みた相手DFマルティン・ヴァルイェントがヘディングに失敗し、ボールがデ・トマスに渡る。ペナルティエリアに侵入したデ・トマスは相手GKセルヒオ・リコとの一対一を迎えたが、シュートはリコに防がれて追加点とはならない。
久保やサルバ・セビージャを投入してゴールを目指すマジョルカは77分にチャンス到来。左からのクロスは長くなり中央の味方に合わないが、久保がボールを残してアブドン・プラッツにつなげる。アブドンはペナルティエリア外のイドリス・ババに託し、ババは右足を振り抜くが、これは相手GKの正面。
79分には久保が右サイドからゴールに向かう柔らかいクロスを供給。これが相手DFに跳ね返されると、こぼれ球に反応したセビージャがミドルシュートを放つが、枠を捉えることができない。
試合はこのまま終了。マジョルカは最後までゴールが遠く、前半の1点を守り切ったエスパニョールが勝利した。エスパニョールは2試合ぶり白星、マジョルカは6連敗となった。次節、エスパニョールは4月4日にアウェイでレアル・ソシエダと、マジョルカは同2日にアウェイでヘタフェと対戦する。
【スコア】
エスパニョール 1−0 マジョルカ
【得点者】
1−0 42分 ラウル・デ・トマス(エスパニョール)