鎌が取り除かれた後は順調に回復している少年(画像は『New York Post 2022年3月18日付「Sleeping teen gets sickle lodged in head in freak accident」(Jam Press/Rare Shot News)』のスクリーンショット) このほどインドで、ベッドから転げ落ちた少年の頭に鎌が刺さってしまう事故が起きた。少年は前日に使用した鎌をベッドの横の床に置いたまま忘れていたという。『New York Post』『Dainik Bhaskar』などが伝えている。
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インドのマハラシュトラ州デオリで今月16日、地元の村に住むバップ・センさん(Bhuppu Sen、16)が頭に鎌が刺さった状態で家族によって病院へ運ばれた。『New York Post』によるとバップさんは就寝中、ベッドから転げ落ちた際に床に置いてあった鎌が頭に突き刺さってしまったそうだ。
バップさんは当時、作物の収穫に使用する鎌を床に置きっぱなしにしていたことをすっかり忘れていたという。また彼の住む村では夜間に電気が使えないため部屋のライトをつけることができず、鎌があることに全く気づかなかったのだ。
鎌は頭部に深く突き刺さり、見るも恐ろしい状況だった。それにもかかわらず、バップさんは幸いにも痛みを感じることも出血することもなかったそうだ。また病院でのCTスキャン検査の結果、突き刺さった鎌は頭蓋骨を貫通し脳にまで達しており、医師は「バップさんが生きているのは非常に幸運なことだった」と語っている。
バップさんは3時間にも及ぶ手術で無事に頭部から鎌が取り除かれ、その後は順調に回復しているとのことだ。手術を担当した脳神経外科医のクルディープ・シン医師(Dr. Kuldeep Singh)は「患者が死亡することも体に麻痺を残すこともなかったことに非常に驚いている」と述べている。
ちなみにインドでは、昨年8月にも24歳の男性が頭に鉄棒が刺さった状態のまま病院に搬送された。この男性は建設中のビルの上から6メートルの鉄棒が落下し、そのまま頭蓋骨を貫通してしまったという。
画像は『New York Post 2022年3月18日付「Sleeping teen gets sickle lodged in head in freak accident」(Jam Press/Rare Shot News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)