“エル・クラシコ”で完敗…レアル指揮官は反省の弁「配置が良くなかった」

レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、敗れたホームでの“エル・クラシコ”を振り返った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　ラ・リーガ第29節が20日に行われ、首位レアル・マドリードと3位バルセロナによる“エル・クラシコ”が開催。前半に2点のリードを許して折り返すと、後半にも2失点を喫し、0−4で敗れた。

　負傷のためフランス代表FWカリム・ベンゼマが同試合の欠場を余儀なくされたことから、システムを変更して臨んだアンチェロッティ監督は試合後、その狙いについて「（ルカ・）モドリッチを10番にするという試合のプランは後ろからプレーし、ロドリゴ、（フェデリコ・）バルベルデ、ヴィニシウス・ジュニオールとともに、相手の後方のスペースを狙うことを目的としていた」と説明したものの、この選択が間違いであったことを認めた。

「でも、配置はうまくいかなかった。勝利をもたらすのに十分なものをチームに与えることができなかった。バルサは私たちよりも優れていて勝利に値していた。それが間違いだったと認めることは難しくはない。時々、正しい時もあれば、間違うこともある。この試合では間違えてしまったが、それを大げさにすることはない」

「我々にとっては痛い敗戦となった。特にファンたちにとってはバルセロナ戦が重要であることはわかっている。パフォーマンス面では本当に申し訳なく思っているが、今後の2週間に集中して前を向いて練習していかなければならない」

「この敗戦は非常に痛いが、頭を上げて冷静になる必要もある。なぜなら、2位とはまだ9ポイント差も離れているからだ。バランスを維持しなければならない。中断を迎えるのは我々にとって良いことだ。カリム（・ベンゼマ）と（フェルランド・）メンディが戻ってくることができる。この敗戦を消化する時間があり、とても痛い敗戦だったが、集中し続けなければならない」