“エル・クラシコ”4発大勝…シャビ監督がバルサ新章開幕を告げる「前に進み続ける」
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2022年03月21日 12:46 サッカーキング
バルセロナのシャビ監督が、20日に行われたラ・リーガ第29節レアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。
ラ・リーガ第28節終了時点で14勝9分4敗(1試合未消化)の3位につけるバルセロナは20日に行われた第29節で首位レアル・マドリードと対戦。敵地に乗り込んだバルセロナは29分にFWピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールで先制に成功した。なおも攻勢に出るバルセロナは38分にDFロナルド・アラウホ、47分にFWフェラン・トーレスが決めてリードを3点差に広げると、51分にはオーバメヤンがドブレーテ達成。試合はこのまま4−0で終了し、バルセロナは公式戦249回目の“エル・クラシコ”を制した。
まずシャビ監督は「見ごたえのある試合ができた。私はバルセロナの監督であり、クレだ。このような勝利は簡単に手に入らないから、クレたちはこれを楽しまなければならない」と喜び。続けて「これがプレースタイルであり、モデル。それをよく理解し、楽しんでいる選手がいる。スーパーカップではいい勝負ができたし、勝てたかもしれないと言った。マドリードに対抗できると思ったんだ。胸を張って帰るし、私たちは前に進み続ける」と胸中を明かした。
これまでにラ・リーガ通算26度の優勝を筆頭に数多くのタイトルを制してきたバルセロナだったが、近年は財政状況の圧迫からクラブ経営も困窮。今夏にはFWリオネル・メッシの退団が余儀なくされると、“エル・クラシコ”では5連敗を喫し、チャンピオンズリーグ(CL)・GS敗退で敗退した。未曽有の危機に瀕した同クラブの再建を託されたシャビ監督は「私たちは世界最高のクラブだと思う。必ず祝杯をあげる。ベルナベウで4−0での勝利…。批判され、裁かれる選手もいたけど、それでも彼らは勇気を持っていた」と告白。さらに「栄光はバルサファンのためにある。これは個人的な勝利ではなく、バルセロニスモの勝利だ。自身の名誉を求めるのではなく、選手のために。そのために私はここにいる」とバルセロナを率いる指揮官としての思いを口にしている。
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