チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、イングランド代表に招集されたDFリース・ジェームズはプレーできる状態にないと語った。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
R・ジェームズは昨年末に左足のハムストリングを負傷し、約2カ月の離脱を余儀なくされた。2月27日に行われたカラバオ・カップ決勝のリヴァプール戦で途中出場し、戦列に復帰。その後、復帰3試合目となった5日に行われたプレミアリーグ第28節のバーンリー戦で先発復帰を果たすと、1ゴール1アシストを記録して4−0での勝利に貢献した。しかし、そのバーンリー戦で逆足を負傷してしまった同選手は、その後公式戦4試合を欠場している。
そんな中、17日に発表された3月の代表ウィークのイングランド代表メンバーにR・ジェームズは選出された。だが、この選出にトゥヘル監督は違和感を示し、「合流しないことをおすすめする」とプレーできる状態にないことから、代表に合流するべきではないとの考えを示した。
「彼はまだ個別トレーニング中だ。そうでなければ、(16日の)リール戦でも、(19日の)ミドルズブラ戦にも確実に連れてきただろう。これについて疑いはない。彼にはもう1週間のリハビリが必要で、それによってより良い準備ができる。これを行うのは代表チームの仕事ではないと思う」
なお、イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、チェルシーのテクニカル&パフォーマンスアドバイザーを務める元チェコ代表GKペトル・チェフ氏が、R・ジェームズの代表招集辞退についてイングランドサッカー協会(FA)と協議する予定になっているようだ。