迫る“運命の一戦”…主将DF吉田麻也「賢く戦いながら」 1月の負傷は「そういう年齢になってきた」

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2022年03月23日 11:48  サッカーキング

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日本代表の吉田(写真は10月のオーストラリア代表戦) [写真]=金田慎平
日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア/イタリア)が23日、メディア対応を行った。

 日本代表は、FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選・オーストラリア代表戦(24日)およびベトナム代表戦(29日)を控えている。現在、日本代表は最終予選のグループBで2位。24日の3位・オーストラリア代表戦で勝利すれば、自力でワールドカップ出場を決めることができる。また、オーストラリア代表戦で引き分けた場合でも、29日のベトナム代表戦で引き分け以上の結果を得ることで、自力でのワールドカップ出場が確定する。

 キャプテンの吉田は、負傷の影響により前回シリーズで招集外となった。「代表活動を逃すのは非常に悔しいです」と語った吉田は、33歳という自身の年齢についても触れた。

「若い時から先輩たちに言われてきました。代表戦の前後でケガをするなと。それを重々理解したうえでプレーしたなかで、自分でも思いがけずケガをしてしまった。そういう年齢になってきたことを認めざるをえないし、大切なのはそういったケガを繰り返さないこと。ケガの頻度を減らすということ。長谷部(誠)さんも31、2くらいのときにひざに長く問題を抱えていて、(長友)佑都も肉離れを繰り返していたのが32くらいの頃で、みんなそういう時がくる。僕は自分の体がタフだなとは思っていますけど、過大評価せずにもっともっと突き詰めてやらないといけないとあらためて思いました」

 勝利すればワールドカップ出場を手繰り寄せることができる、24日のオーストラリア代表戦。吉田は、“手負い”のオーストラリア代表が危険な存在であることを示唆した。

「相手も後がない状態なので難しい試合になるだろうと思います。今までの最終予選をとおして見ていても、ここまで自分たちが圧倒した試合はなく、常にギリギリの戦いをしてきた。特に(ホームでの)オーストラリア代表戦は僅差の試合だったので、今回もそうなると思っています。引き分けでもオッケーとか、次のベトナム代表戦に勝てばいいというような気持ちで試合に臨まないことが一番大事ですね」

「0−0のまま試合が進めばプレッシャ−を感じるのは相手だと思うので、そこは賢く戦いながらいかないと。大切なのは先に失点しないことなので、もちろんゼロに抑えることも意識していますし、早い時間に失点して苦しい立場に追い込まれないように上手く試合をコントロールしないといけないと思います」

 今回、オーストラリア代表戦が行われるのは、シドニー西部近郊のシドニー・オリンピック・パークにある『スタジアム・オーストラリア』。7年前のAFCアジアカップ2015準々決勝・UAE戦で、日本代表がPK戦の末に敗れたときのスタジアムだ。この試合に出場していた吉田には、7年前の嫌な記憶を払拭したいという気持ちはあるのだろうか。

「基本的にはオーストラリアという国は好きで、シドニーは暖かくていい街ですけど、結果を出したことがないので、苦い思い出を良い思い出に変えたいなと。オーストラリア代表に勝ってワールドカップ出場を決めることが、チームの成長につながると思う。最終予選は5連勝できていますけど、これを6連勝、7連勝に伸ばしたいです。この苦しかった最終予選で成長できましたし、乗り越えてきたものもありますけど、まだ何もつかみ取っていないので、しっかりつかみ取るまで戦うということと、良い形で連勝することが大切だなと思います」

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  • なんだかんだ、勝つか、引き分ければいい話( `ー´)ノいかなる状況からでも、力を出し切る根性がやまとたましいだろう。
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