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オリックスの主砲で選手会長の吉田正尚が23日、全体練習後に代表取材に応じ、シーズン開幕戦となる25日の西武戦（ベルーナドーム）への意気込みを語った。
練習では、打撃フォームを入念にチェック。走塁練習ではダッシュを繰り返し、昨年オフに手術をした両足首の順調な回復ぶりをうかがわせた。
リハビリのため、春季キャンプには途中から合流。「いいスタートを切れるよう、開幕から逆算して最後のオープン戦あたりにマックスに持っていけるようにしたい」と進めてきた調整も順調だ。
オープン戦には8試合に出場し、打率.167で本塁打は出ていないが「体もしっかりと開幕に合わせてきた。あとは数字を出せるように準備をしたい。強くボールにコンタクトしていけば、最終的にいい数字が残せるイメージがある」と、2年連続首位打者としての自信をみなぎらせた。
開幕について「楽しみとワクワク。ついに来たかという感じ」と心待ちにしているが、連覇については「もうリセットされているし、新しくスタートしてチームとして進んでいく。受け身にならず、いい緊張感の中でしっかりと結果を出せるように、準備をしたい」といい、昨季同様にチャレンジャーとして連覇を意識することなく臨む所存だ。
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チームの開幕戦は、2010年の勝利以降、11年の引き分けを挟んで10年連続の黒星。吉田正は「逆に、そろそろ勝つんじゃないか、くらいでいいんじゃないですか。143分の1だが、スタートダッシュを切れたら、チームは乗っていくと思う」と、選手会長らしく周囲の声に惑わされることなく試合に集中することを強調していた。
取材・文＝北野正樹（きたの・まさき）
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