主将・吉田麻也が苦しんだ最終予選を振り返り「必死に戦ったことが連勝につながった」

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2022年03月25日 01:04  サッカーキング

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吉田麻也がワールドカップ出場に安堵 [写真]=Getty Images
日本代表DF吉田麻也が、24日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第9節オーストラリア代表戦後にオンラインで取材に応じた。

 前半はオープンな展開となったが、後半は修正しスコアレスで推移。0−0のまま迎えた89分に三笘薫がゴールを挙げ試合を動かすと、後半アディショナルタイム4分には三笘が得意のカットインから勝利を決定づける追加点。2−0で勝利した日本代表は、予選2位以上が確定して7大会連続7度目のW杯出場を決めた。

 主将の吉田は「まずはノルマだったカタールへの切符を手にしたのは良かったです。ただ、僕自身もそうですし、パフォーマンスももっと上げられると思いますけど、予選を通してスケジューリングがタフで、その中でパフォーマンスを出さないといけない中、なんとか予選突破を勝ち取れたことが良かったです」と本戦出場を喜んだ。

 また、日本代表は最初の3試合で2敗とスタートダッシュに失敗。本戦出場も一時は危ぶまれたが持ち直して出場を決めた。同選手は「一番厳しかったのはサウジ戦に負けたときと、その後にオーストラリアに勝たないといけない状況になったとき。ただ、それはそれで予選が始まる前からここが難しくなるだろうなとはわかっていました。やっぱり、もとを辿るとオマーンに負けたことが尾を引いてしまったので、あそこでつまずいていなければ、仮にサウジに負けたとしてもそんなに追い込まれることにはならなかったと思います。それを取り返すために必死に戦ったことが連勝につながったと思います」と苦しんだシリーズを振り返った。

 さらに「森保さんは、3戦目と4戦目のところで、いつでも退く覚悟はできていると僕らの前で話されて、選手にもそういう覚悟が伝わったんじゃないかと思います」と監督の覚悟が奮起を促したことも明かした吉田は次のようにチームの強みや今後への意気込みを語っている。

「プレッシャーから一瞬解き放たれましたね。今日試合が終わった瞬間は解き放たれましたけど、またここからカタールに向けての準備が始まるし、過去を見ても予選と本戦では選手ががらっと変わるので、またイチからポジション争いが始まるし、もしかしたら次はメンバーを変えるかもしれない。6月にはフレンドリーマッチが入ってきて、実質、そこの2試合しか準備期間はない。9月は本番を想定しないといけないので、試せるとしたらこの2回しかないので、そこでもう一回、チーム内の競争が始まるなという思いです」

「(チームの強みは)いろんなシチュエーションに応じてメンバーを入れ替えられるし、入れ替えたとしてもガクンとレベルが落ちない。これからは、それをもっとブラッシュアップしてもっと高いレベルに持っていかないといけないと思います。選手各々が高いレベルでプレーして、インターナショナルなレベルのインテンシティが日常になって、ワールドカップのような過度の緊張感があるなかでも同じようなパフォーマンスが出せるようになることが大事。これからの半年は、試合に出続けてコンディションを維持し続けることが大事になってくると思います」

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