阪神の新守護神・ケラーが痛恨2被弾 達川氏「やっぱりスアレスの穴は大きい」

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2022年03月26日 09:23  ベースボールキング

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阪神・矢野監督 (C) Kyodo News
◆“決め球”を捕らえられる苦しい投球内容

 阪神は最大7点差あったリードを守りきれず、ヤクルトとの開幕戦に大逆転負け。9回のマウンドを託された新助っ人のカイル・ケラーが2被弾3失点で来日初登板初黒星を喫した。

 打線が4回までに8得点を奪い、先発の藤浪晋太郎は苦しみながらも7回3失点とゲームメイク。投打がかみ合う理想の開幕戦勝利となるはずだったが、リリーフ陣が前年王者のヤクルト打線に捕まった。

 5点差で登板した2番手・齋藤友貴哉がサンタナに2ランを浴びると、たまらず投入した岩崎優も3連打を許し2失点。9回1点差のセーブシチュエーションで来日初登板したケラーは、イニング先頭の山田哲人にいきなり同点ソロを叩き込まれ、さらに無死一塁からサンタナにこの試合2発目となる2ランを被弾。8回以降に7失点とリリーフ陣が大誤算だった。

 25日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した達川光男さんは、「やっぱりスアレスの穴は大きいですね」と、このオフにメジャー移籍してしまった絶対的守護神の存在の大きさをあらためて再認識した様子。引き続きリリーフ整備が必要との見方を示した。

 新守護神候補として期待されたケラーの投球内容については、「山田のホームランもサンタナのホームランもカーブ。山田は一回止まって待って打った感じなので、ケラーのカーブは打者がわかる(反応できる)のかもしれない」と、決め球が通用しなかった点を指摘。

 一方で、同じく番組に出演した高木豊さんは、「ケラーはまだ1試合なので、これで評価するのはかわいそうかなとも思う。ただ、ヤクルトはケラーのカーブをよく研究して狙ってましたよね」と、仕留めきったヤクルト打線も評価した。

 いきなりリリーフ投手陣が崩れてしまった矢野阪神。開幕2戦目以降は誰が9回のマウンドを託されるのか。その前のセットアッパーも含め、リリーフ陣の今後の起用法に視線が集まる。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


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