ヤクルト・木澤がプロ初登板で2回無失点「バッターひとりひとり勝負できたのが良かった」

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2022年03月29日 22:20  ベースボールキング

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ベースボールキング

ヤクルト 木澤尚文
◆ 20年ドラ1右腕が神宮でプロ初登板

 阪神相手に開幕3連勝を飾ったヤクルトは29日、本拠地の神宮球場にて巨人と対戦。開幕4連勝こそならなかったが、新戦力の台頭が光った。

 5対1と4点差を追う7回二死一、三塁の場面。代打で登場した内山壮真が初球を叩いてセンター前への適時打を放つと、「チャンスだったので初球から積極的に打ちにいきました。コンパクトに打つことができました」とコメント。チャンスで勝負強さを発揮した。

 高卒2年目で初めて今春の一軍キャンプに参加し、オープン戦でも結果を残した19歳。開幕一軍をつかみ、正捕手の中村悠平が開幕から離脱する中でアピールを続けている。

 さらに、大卒2年目でプロ初登板を果たしたのが、20年ドラフト1位の木澤尚文だ。8回から登板し、2イニングを打者6人で片付ける完全投球で「先を見ずにバッターひとりひとり勝負できたのが良かった」と振り返った。

 また、新たな武器としてシュートを習得。「バッターから見ると少しずつ嫌なボールになってきたのかなと感じています」と手応えを感じている。

 高津臣吾監督は木澤について「去年は一軍で投げることはなかったですけどね。ちょっと時間はかかりましたけど、すごく良いピッチングだったと思います。続けていくことがすごく大事だと思いますし、また次、また次と求められてくると思うので、その次に向かって頑張ってほしいと思います」と、さらなる期待を右腕にかけていた。

 「勢いをチームにもたらすようなピッチングができれば」と木澤。連覇へのピースになるべく、背番号「20」が躍動する。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)
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