パリ五輪世代がドバイカップで優勝！ 大岩監督「今後に向けても有意義な大会になった」

U−21日本代表を率いる大岩剛監督が29日、アラブ首長国連邦（UAE）で行われているU−23ドバイカップの決勝戦終了後に行われたオンライン取材に対応し、優勝という結果に終わった今大会を振り返った。

　表彰式終了後、大岩監督は「しっかりといい形で勝ち切ることにフォーカスして入ったが、戦術的、メンタル的、フィジカル的な部分、いろんなことを感じながらプレーできたと思う」と、激しい戦いとなったサウジアラビア戦を振り返った。さらに、3戦連続無失点という結果については、前線から連動した守備をコンセプトに掲げていることもあって、「全員が守備の意識、攻撃の意識が出ていた」と評価。チーム全体の功績であることを強調した。

　また、優勝という結果に終わった今大会に関しては、「チームを立ち上げて日は浅いですけど、こういう遠征や全員が日常を共にする重要さというか、チームが少しづつ前に進むことを実感できたので非常にいい時間になった」と総括し、6月に控えるU23アジアカップに向けて、「アジアのレベルを体感できたので、今後に向けても有意義な大会になった」とコメント。アジアの強豪との試合でひとつの基準が見えたことを喜びつつ、アジアカップで同組となっているサウジとの実戦が今後に生きてくるとの見解を示した。

　パリ五輪出場を目指す　U−21日本代表は今後、6月にウズベキスタンで行われる「AFC U23アジアカップ」に出場し、9月には中国で行われるアジア競技大会に参加。国際大会での経験を積みつつ、パリ五輪の出場を目指していくことになる。