「去年のマー君とはちょっと違う」楽天・田中将の今季初勝利を解説陣が分析

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2022年03月30日 06:41  ベースボールキング

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29日、オリックス戦に先発した楽天・田中将大[写真=北野正樹]
◆ ドラ2新人の好リードも光る

 楽天の田中将大は29日、開幕2カード目の対オリックス初戦に先発し、7回4安打1失点、無四球6三振と好投。今季初登板初勝利で、石井一久監督に並ぶ日米通算182勝目を手にした。

 田中将は威力あるストレートと、スライダー、スプリットなどの変化球のコンビネーションが冴え渡り、前年王者のオリックス打線を翻弄。3回に新助っ人・バレラに適時打を許し1点こそ失ったが、4回以降はわずか1安打に抑える投球で、二塁も踏ませない危なげない内容だった。

 29日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の谷沢健一さんは、「インサイドをしっかりストレートで攻めていこうという投球だった。それを引き出したのは安田捕手。(打者の)腰を引かせるような形でインサイドを突くからこそ、スライダーが活きる」と、バッテリーを組んだドラフト2位ルーキー・安田悠馬のリードを高評価した。

 ただ、捕手の組み立ても、それに応じる投手の能力があってこそ。力と技を併せ持つ田中将だからこそ実現できた快投劇でもあった。

 同番組に電話出演した江本孟紀さんは、「リードもそうだけど、やっぱり投げたボールそのものがすごく良いじゃないですか」と、あらためて投球を絶賛。最速154キロも計測し、谷沢さんは「去年のマー君とはちょっと違うよ」、江本さんも「いま見ていても球が走っているのがわかるもんね」と、球威十分な投球に満点評価だった。

 昨季は打線の援護に恵まれず、わずか4勝止まりだったが、今年は上々の白星スタートをきった田中将。今年は自ら貯金を積み重ねる働きにも期待だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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  • 去年も内容は抜群だった。今年は勝ちがついてきますように。
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