ドルトムントが、チェルシーに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーに関心を示しているようだ。30日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドには複数のビッククラブが関心を寄せられており、今夏の退団が濃厚とされている。そのような状況から同選手の代役を探しているドルトムントは、ザルツブルクに所属するドイツ代表FWカリム・アデイェミに関心を示しているようだが、獲得できるかはまだ不透明となっている。
そこで、アデイェミ獲得が失敗に終わった場合の代役として、ドルトムントはヴェルナーをリストアップしているようだ。今シーズンはプレミアリーグで14試合の出場で1ゴールを記録するにとどまるなど、チェルシーでの状況に不満を持っていることから、同選手は今夏に退団する可能性が浮上している。
しかし、ドルトムントがヴェルナーを獲得するためには同選手が減俸を受け入れる必要があるという。同選手は現在、チェルシーで1800万ユーロ(約24億円)の年俸を受け取っているものの、ドルトムントにとってはこれが高額すぎるため、移籍のためには非常に大きな減俸を受け入れなければならない模様だ。
また、2020年夏に加入した際に、チェルシーはライプツィヒに5300万ユーロ(約71億円)をヴェルナーの移籍金として支払っているが、仮にハーランドが7500万ユーロ(約101億円)のボーナスを加えた移籍金で退団したとしても、ドルトムントはチェルシーが支払った金額と同等の移籍金を支払うことはできないことから、同クラブと交渉する必要があるようだ。
ハーランド退団に備えるドルトムントだが、果たしてアデイェミか、ヴェルナーを獲得することはできるのだろうか。