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またしても、1点が重かった。31日に本拠地で楽天と対戦したオリックスは0−1で敗戦。
本拠地開幕シリーズの最初のカードで3連敗を喫し、開幕2戦目からの連敗は「5」に伸びてしまった。
優勝した昨季はなかった「5連敗」。なんとか阻止するべく、気迫を込めた先発・山��福也の投球は見ごたえがあった。
初回、先頭の西川遥輝をいきなり四球で歩かせてしまうと、鈴木大地は二ゴロに打ち取るも、併殺を焦ったのかブレイビック・バレラが打球をファンブル。一死しか取れずに中軸との対戦へ。
3番・浅村栄斗にも四球を与えて一死一・二塁といきなりピンチを迎えたが、島内宏明をチェンジアップで二ゴロ。今度は併殺に仕留め、立ち上がりを無失点で切り抜けた。
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圧巻だったのは4回と5回。一死一・二塁と再びピンチを招いた4回は、ホセ・マルモレホスに対して143キロのストレートを外いっぱいに決めて見逃し三振。左手でグラブを叩いてガッツポーズを見せると、続く和田恋はチェンジアップで捕ゴロ。気合いでピンチを凌ぐ。
さらに5回は先頭の辰己涼介に二塁打を浴び、内野ゴロの間に三塁進塁を許したが、炭谷銀仁朗をワンバウンドになるフォークで空振り三振に斬ると、珍しくマウンド上で吠えるシーンも。西川も二飛に打ち取り、結局7回までゼロを並べた。
7回・98球の投球で、許した安打は辰己に打たれた二塁打の1本だけ。磨いてきたストレートが変化球をより効果的なものとし、相手に“あと1本”を許さない力投だった。
「良い緊張感の中、良い力感で投げられたと思います。ある程度ボールも操れましたし、まずはしっかりとゲームを作ることができてよかったです」と山崎福。
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中嶋聡監督も「立ち上がりの併殺で（リズムに）乗って、本当に素晴らしい投球だった。（シーズンの）良い入り方が出来た」と左腕を称えている。
◆ 「前を向くしかない。何とか組み合わせて歯車を合わせていく」
試合は0−0のまま進んでいく緊迫の展開。迎えた9回、守護神・平野佳寿が代打・銀次に適時打を許してしまうと、その裏の反撃も実らず0−1で敗戦。5連敗を喫してしまった。
打線は1番の福田周平から始まる「福宗正杉」をこの日も崩さなかったが、杉本裕太郎を一塁に、吉田正尚を指名打者に据える形に変更。宗佑磨の二塁打と四球でつかんだ3回一死一・二塁のチャンスに、杉本の良い当たりは左直。二塁走者の宗が帰塁出来ず、併殺となってしまう不運もあった。
「形として点が入っていないので良くはないが、宗が出てクリーンアップに回すのがうちの形。ラオウ（杉本）の当たりも良かったが、（野手の）正面に飛んで行っているので」と、決定打こそ欠くものの、指揮官は本来の形が見えてきていることを強調。
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シーズンは始まったばかり。勢いがつけば乗っていくチームだ。まだ慌てる必要はない。
取材・文＝北野正樹（きたの・まさき）
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交流戦前までは，今みたいなチャンスで打てない打線だったから，試合な大事な場面で打てるチームに戻ってほしいです
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