オリックス・山岡「2年分の借りを返したい」304日ぶり白星でチームの連敗ストップ

7

2022年04月01日 22:52  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

304日ぶりに白星を手にしたオリックス・山岡泰輔[写真=北野正樹]
○ オリックス 2 − 0 日本ハム ●
<1回戦・京セラD大阪>

 オリックスの山岡泰輔投手が1日、日本ハム戦(京セラドーム大阪)で今季初先発。6回途中無失点と好投し、昨年6月1日の阪神戦(甲子園)以来304日ぶりの白星を手にした。

 一昨年から2年間は怪我に悩まされ、昨年は肘のクリーニング手術も決断。今シーズンの復活に懸けていたなか、開幕3戦目のリリーフ登板を経て、中4日で臨んだこの試合では5回2/3を82球、被安打4、奪三振7、無失点の好投。6回二死まで三塁を踏ませぬピッチングを披露し、先発ローテーション復帰へアピールした。

 5連敗中のチームを何とかしようと打線も奮起。打順の組み替えも機能した。初回は2番の宗佑磨が四球で出塁すると、3番に入った紅林弘太郎、吉田正尚の連打から、杉本裕太郎が「みんながつないで作ったチャンスでしたし、なんとか先制したかったので、いいところに飛んでくれてよかったです!」と左前へ先制適時打。5回には一死一塁の場面から4番・吉田正が適時二塁打を放ち追加点。開幕から低調だった主軸が2人揃って打点をあげた。

 山岡の後を受けたリリーフ陣も、山田修義、比嘉幹貴、村西良太、平野佳寿が無失点リレーで2点差を守り切り完封。待望の本拠地初勝利で、開幕2戦目から続いていた連敗を「5」でストップした。

 試合後、山岡は「いつも通り(マウンドに)上がれたかなと思います。入りも良かったですし、いい緊張感の中で投げられたのかなと」とした上で、「久しぶりの先発ということもあって、とにかく全力で初回から投げていこうと、立ち上がりは力が入っていたと思います。ラオウさんが初回に点を取ってくれましたし、全力でいけるところまでと思って投げました。なんとか0でつなぐことができてよかったです」と振り返った。

 今回は球数82球での降板となったが、「まだまだ投げられると思うので、次回はもっと投げられるように頑張りたい」と次回登板へ視界良好。6回に万波中正のゴロが直撃した右内腿は「そこまで酷くはないです。明日になったら大丈夫だと思います」と軽症を強調した。

 山本由伸とのWエースと期待されながら、ここ2シーズンは満足に投げられず一桁勝利に終わった背番号19。「2年分の借りを返したいというのもありますし、京セラであまり負けてないんで、京セラに相性いいなというのは凄く感じてます。その分、ホームでいっぱい勝てればいいなと思ってます」と、完全復活を誓った。

 中嶋聡監督は「山岡がよく投げてくれました。久々と言いますか、今年初の(先発)登板だったので、緊張したと思いますが、彼らしいピッチングでした」と右腕を労うコメント。

 交代のタイミングについては、「(球が)浮き出したのもありますし、その前に当たった影響もあると思います。徐々に徐々にというイメージでやってますので、初登板のところは、どのピッチャーもその辺で一回苦しむので、その点では順調かなと思います」と話した。

 また、27日の西武戦でリリーフ登板させたことに関しては「調整もそうですし、一回投げておいた方がいいと思っていた」と説明した。


取材・文=どら増田

このニュースに関するつぶやき

  • 打線が低調だけに、山岡の復活は嬉しいね。まだ長いイニングは無理だろうけど、とりあえず6回まで試合を作ってくれれば。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定