明治安田生命J1リーグ第6節が2日に行われ、鹿島アントラーズと清水エスパルスが対戦した。
ホームの鹿島は序盤からテンポの良いサッカーを展開して押し込むが、ゴールまで至らず。一方、落ち着いて守る清水も徐々にカウンターでチャンスを作れるようになるが、決定力に欠いてネットを揺らせない。前半、鹿島はシュート14本(枠内9)、清水はシュート5本(枠内1)を放ったが、得点は生まれずにスコアレスで折り返す。
鹿島は後半開始直後の46分、右からのクロスをファン・アラーノが頭で折り返し、詰めた鈴木優磨がネットを揺らす。しかし、鈴木のオフサイドでゴールは取り消された。
鹿島は63分、ディエゴ・ピトゥカが交代でベンチに下がる際、フラストレーションを爆発させてピッチサイドに置いてあったペットボトルを観客席に向けて蹴飛ばす。このプレーでピトゥカにはレッドカードが提示されたが、すでに上田綺世との交代が行われた後だったと判断され、鹿島は11人のままで戦うことになった。
試合の均衡が破れたのは70分、清水が先制に成功する。左サイドの深い位置から山原怜音が浮き球で折り返し、ゴール前で待ち構えていたベンジャミン・コロリが頭で押し込んだ。
それでも、鹿島は78分に試合を振り出しに戻す。右サイドから松村優太がピンポイントのクロスを送り、鈴木優磨が頭で合わせてネットを揺らした。
次の1点が生まれたのは後半アディショナルタイム3分、鹿島が逆転に成功する。ペナルティエリア手前でボールを受けた鈴木が柔らかい浮き球をゴール前に送り、上田が頭で合わせて押し込んだ。
試合はこのまま終了し、鹿島は4連勝で今季5勝目、清水は2試合ぶりの黒星で4戦未勝利となった。次節、鹿島は6日にアウェイでアビスパ福岡と、清水は同日にアウェイで浦和レッズと対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2−1 清水エスパルス
【得点者】
0−1 70分 ベンジャミン・コロリ(清水)
1−1 78分 鈴木優磨(鹿島)
2−1 90+3分 上田綺世(鹿島)