ヤクルト・村上がサヨナラ打で連敗止める!「初球空振りして開き直れた」

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2022年04月02日 19:22  ベースボールキング

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サヨナラ打を放ったヤクルト・村上宗隆
○ ヤクルト 3 − 2 DeNA ●
<2回戦・神宮>

 ホームの神宮で今季初めての勝利はサヨナラで決めた。ヤクルトは2日、神宮球場でDeNAと対戦。今季初の延長戦を制した。勝利の立役者となったのは、4番の村上宗隆だ。

 延長10回無死一・二塁、DeNAの5番手・ピープルズの4球目を振り抜くと打球はライトの頭上を越えてサヨナラ打。外野は前進守備を敷いていたことは確認していた。「何とか越えてくれ」と祈った。

 「初球空振りして開き直れた。スイングを自分から仕掛けたことで落ち着いた部分があった」と村上。昨夜は待望の今季1号を放ち、ようやく本来の姿が戻りつつある。積極的な打撃が奏功した。

 主軸として共にチームを引っ張る3番の山田哲人はこの日、通算250号本塁打となる記念の一発を放った。プロ野球史上66人目。ヤクルトでは池山隆寛、バレンティンに次ぐ3人目の記録に花を添えた。

 「こういう試合をたくさん増やしていきたい。2人で勝ち試合をつくれた」と誇らしく語った主砲。5番のサンタナも好調で、日本一のクリーンアップが目覚めはじめた。
 
 開幕3連勝のあとホームで4連敗。嫌な流れを最高の形で断ち切り、高津臣吾監督は「何とかしようという気持ちが今日一番出ていたと思う。ベンチの思いを強く感じました」と振り返った。王者として迎えた2022年シーズン。ツバメがこのまま上昇気流に乗る。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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