阪神・佐藤輝の今季1号は“過去最高” 達川氏「内角も怖くないんじゃないか」

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2022年04月06日 06:43  ベースボールキング

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今季初勝利を呼び込む一発を放った阪神の4番・佐藤輝明
◆ 進化の跡が見えた待望の今季初アーチ

 阪神はシーズン開幕から10試合目にして今季初勝利。4番・佐藤輝明に待望の今季初アーチが飛び出し快勝を収めた。

 まさかの開幕9連敗で今季初の甲子園での一戦に臨んだ矢野阪神。DeNAの先発・ロメロに対し、近本光司と中野拓夢の連打で幸先よく先制すると、さらに一死一塁から4番・佐藤輝明が初球の内角148キロを豪快に振り抜き、右翼席へ今季第1号となる2ランホームランを放り込んだ。

 今季40打席目でようやく飛び出した初本塁打はチームを勇気づける貴重な一発。4打数2安打と自身も2試合ぶり今季4度目のマルチ安打で、シーズン打率を再び3割に乗せた。

 5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の達川光男さんは、「去年も凄い選手だなと思いましたけど、今日の打ち方が一番良かったと思いますね」と、昨季24本塁打を放った佐藤輝が過去最高の会心の一撃を放ったと、この日の一発を高評価。

 技術的には「左脇がうまく締まって、昨年は右脇がちょっと上がってたんですが、ほぼ平行に回っている」と分析。「今の打ち方をしていたらインサイドも怖くないんじゃないですかね」と、強打者の宿命とも言える内角攻めに対抗できるとの見解を示した。

 また、同番組MCを務めた大久保博元さんは「ホームランバッターは体調が良ければホームランが出るという感覚。佐藤もいろんなプレッシャーがあったり、去年の疲れもあったと思うけど、体調が良くなったら楽に30本打てる選手。チームの借金8を取り返すのはこの男にかかってる。期待したい。打席を見たい選手です」と、ルーキーイヤーを超える活躍でチームを牽引することを期待した。

 佐藤輝は2020年ドラフト1位で入団し、昨季はスランプに陥りながらも126試合に出場し打率.238、24本塁打、64打点を記録。今季は開幕から全試合「4番」で先発フル出場しており、5日終了時点で打率.308、1本塁打、6打点をマークしている。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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