エリック・テン・ハフ氏の新監督就任が予想されるマンチェスター・Uは、今夏の移籍市場に向けてすでに動き始めているようだ。7日にイギリス紙『テレグラフ』が報じた。
マンチェスター・Uは、2021年11月にオーレ・グンナー・スールシャール前監督が退任した後、ラルフ・ラングニック暫定監督が今シーズン終了までの契約で指揮を執っている。来シーズンからチームを率いる正式な指揮官候補を探していたが、現在アヤックスを率いるテン・ハフ氏の就任が数日中に決まると見られている。
クラブ内部の関係者が『テレグラフ』紙に語ったところによると、新監督が就任した時点で正式に提示できるよう、獲得候補者の最終候補リストを作成している模様。マンチェスター・Uは今夏、ストライカーと2人のセントラルミッドフィルダー獲得を優先するようだ。また、右ウイングについてもスカウティングを行なっているものの、現段階では他のポジションよりも緊急性の低い問題だと考えられているという。
マンチェスター・Uの関係者は同紙に対し、「我々は、誰が欲しいのか、なぜ欲しいのか、かなり明確にしているし、彼らとも会話している。監督の名前が決まったら、『これが我々の選択肢と提案で、これがその理由だ』という会話をすることになる。私たちはその作業を行った」とコメント。ただ、テン・ハフ監督が具体的な獲得希望を持っていた場合、その意見も参考にすることになりそうだ。
『テレグラフ』紙によると、マンチェスター・Uはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン、ウェストハムの同国代表MFデクラン・ライスをリストアップしているが、どちらの獲得も非常に困難であることを理解しているという。また、アストン・ヴィラのスコットランド代表MFジョン・マッギン、ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムにも関心を示しているようだ。
一方、『テレグラフ』紙はテン・ハフ氏の希望でアヤックスから引き抜くかもしれない選手として、ブラジル代表FWアントニーらの名前を挙げている。