バルサが苦しみながらも敵地でドロー…鎌田先発のフランクフルトはシュート18本も勝ちきれず

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2022年04月08日 06:12  サッカーキング

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ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグが7日に行われ、フランクフルト(ドイツ)がホームにバルセロナ(スペイン)を迎えた一戦は1−1の引き分けという結果に終わった。

 直近3戦勝ち星なしのフランクフルトは、鎌田大地が2シャドーの左で先発。長谷部誠はベンチスタートとなった。一方、好調を維持しているバルセロナは、フレンキー・デ・ヨングとウスマン・デンベレがベンチスタートとなり、右サイドバックにはロナルド・アラウホが起用された。

 フランクフルトは5分、左サイドでボールを受けた鎌田の折り返しからフィニッシュまで持ち込んだがバルセロナ守備陣のブロックに遭う。さらに6分にはカウンターから右サイドを攻略。ボックス中央でイェスパー・リンドストロムのセンタリングをフリーで受けたジブリル・ソウがシュートを放ったがボールはゴールの左に外れた。

 勢いに乗るフランクフルトは、左サイドから好機を演出。ボールを受けた鎌田がタメを作ってオーバーラップしてきたフィリップ・コスティッチを使うと、そのコスティッチがボックス中央に鋭いクロスを供給。これにソウが走り込むが手前でガビのクリアされ、フィニッシュまで持ち込めない。

 一方、立ち上がりにフェラン・トーレスが強烈なミドルシュートを放って以降、なかなかペースを掴めなかったバルセロナは17分、フランクフルトのミスからボックス右でボールを持ったオーバメヤンが角度のない位置からシュートを放つも、枠を捉えきれなかった。

 前半を通して押し気味に試合を進めたフランクフルトは38分、またしても左サイドで鎌田からパスを受けたコスティッチがゴール前にセンタリングを送り、セカンドボールに反応したラファエル・サントス・ボレがセルヒオ・ブスケツに倒されたとしてPKを獲得したが、VARの末にノーファウルとなり、PKは取り消された。


 前半に引き続き後半も鋭い出足を見せるフランクフルトは48分、CKの流れからボックス手前でクリアボールを拾ったアンスガー・クナウフが右足を振り抜くと、アウトサイドにかかったシュートがゴール右上に突き刺さり、先手を奪うことに成功。直後の49分にも、コスティッチの折り返しにリンドストロムがボックス中央で合わせるが、左足から放たれたシュートはクロスバーを超えてしまった。

 流れを変えたいバルセロナは62分、デンベレとフレンキー・デ・ヨングを投入。徐々にペースを取り戻すと、66分にデンベレとデ・ヨング、フェラン・トーレスのパス交換から、最後はボックス中央のトーレスがシュートを流し込み、試合を振り出しに戻した。

 立て直しを図るフランクフルトは、バイタルエリアでフリーとなる鎌田を起点にチャンスを作り出していたが、78分に鎌田のバックパスが弱くなったところを狙われ、対応したトゥタがファウルを犯してしまう。これで2枚目のイエローカードを受けたトゥタが退場。最終ラインに退場者が出たこともあり、鎌田はここで交代となった。

 数的不利な状況となったフランクフルトだったが、最後まで戦う姿勢を崩さず、1−1のままファーストレグは終了を迎えた。終わってみれば、18本ものシュートを放ったフランクフルトに対して、バルセロナは8本。倍以上のシュート数を記録したフランクフルトだったが、好機を生かしきれず、敵地で行われるセカンドレグに向けてアドバンテージを手にすることはできなかった。

【スコア】
フランクフルト 1−1 バルセロナ

【得点者】
1−0 48分 アンスガー・クナウフ(フランクフルト)
1−1 66分 フェラン・トーレス(バルセロナ)

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