バルセロナは7日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグのフランクフルト(ドイツ)に臨み、1−1というスコアで引き分けた。
戦前の予想ではバルセロナ優位と見られていたが、終わってみればホームのフランクフルトがバルサの7本を大きく上回る16本ものシュートを記録。バルサにとっては、そのスコア以上に苦しい一戦となった。
試合後、バルサを率いるチャビ・エルナンデス監督は「タフで難しい試合だった」とコメント。フランクフルトについては「トランジションによって好機を作り出していた」と評価し、「普段ほどチャンスを作ることはできなかった。自分たちのパフォーマンスには満足していないが、きょうの結果には満足している」と述べ、敵地でのドローという結果を素直に受け入れた。
チャビ監督は「我々は苦しんだし、簡単な相手ではないと言ったはずだ」と、戦前から語っていたことを、あらためて強調。「フランクフルトは本当に難しい相手であり、我々は彼らのトランジションにもっとうまく対応しなければならなかった」と振り返った。
また、ウスマン・デンベレ、フレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスの素晴らしい連携によって生まれた同点ゴールについても言及。「ウイングを経由して危険なゾーンに侵入し始めていたが、得点は選手たちの素晴らしい才能によって生まれたものだ」と述べ、選手たちのポテンシャルの高さに感嘆していた。
バルセロナは今月14日、本拠地であるカンプ・ノウにフランクフルトを迎え、準決勝進出をかけたセカンドレグに臨む。