ブンデスリーガ2部の第29節が8日に行われ、日本代表MF田中碧が所属するデュッセルドルフがハンザ・ロストックと対戦。田中の1ゴール1アシストの活躍もあり、デュッセルドルフがハンザ・ロストックを3−0で下した。
ダブルボランチの左で先発出場した田中は(システムは4−2−3−1)、前半13分に先制点をマーク。ゴール前に走り込むと、左サイドからの低いクロスに右足ダイレクトで合わせた。これは田中にとって、2021年6月のデュッセルドルフへの期限付き移籍以降初ゴールとなった。
田中の先制点で勢いに乗ったデュッセルドルフは、後半に点差を広げる。64分にはU−21ドイツ代表MFアペルカンプ真大が追加点をマーク。アディショナルタイムの90+3分には、田中のアシストによってドイツ人DFハレド・ナレイのゴールが決まり、デュッセルドルフが3−0と完封勝利を収めた。なお、田中のアシストも今シーズン初。田中はハンザ・ロストック戦でフル出場を果たした。
試合後、田中はデュッセルドルフの公式YouTubeチャンネルにも登場。「やっとチームの力になれてすごく嬉しいです」と語った。先制点の場面については「常に点を獲りたいという思いは持っています。後は相手を見て決めるだけだった」と振り返り「ハレド(・ナレイ)のパスに感謝したいなと思います」と、クロスを供給してくれたナレイへの感謝の気持ちを表した。
現在、デュッセルドルフは9勝9分11敗の12位。田中はブンデスリーガ2部で24試合に出場し、1ゴール1アシストを記録している。
【動画】田中碧が喜び語る「やっとチームの力になれた」