山本由伸、7回2失点で球団新の18連勝 ピンチの連続も「粘り強く行けた」

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2022年04月09日 19:51  ベースボールキング

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球団新記録の18連勝を達成したオリックス・山本由伸 (C)Kyodo News
● ロッテ 2 − 4 オリックス ○
<2回戦・ZOZOマリン>

 オリックスの山本由伸投手(23)が9日、敵地でのロッテ戦に先発登板。7回までに9安打6四死球を許すも2失点と粘り、球団新記録となる自身18連勝を達成した。

 初回、自らの失策もあり一死満塁のピンチを招くと、5番・マーティンに先制の右犠飛を打たれ失点。これが今季初失点となり、昨季から続いていた無失点イニングは24で止まった。ZOZOマリン特有の強風にも苦しみ3回以降もピンチの連続。それでも要所を締め粘り強くゼロを並べた。

 逆転してもらった直後の5回は、一死一塁でマーティンに右中間突破の二塁打を許したが、本塁生還を狙った一走・佐藤都を、中堅・福田、二塁・太田が素早い中継プレーで本塁タッチアウト。バックも堅い守りでエースを盛り立てた。2点リードの7回に4番・レアードに左越えソロを浴び2点目を失ったが、7回122球、9安打2失点、9奪三振6四死球と粘り、8回から救援陣にマウンドを託した。

 打線は1点を追う5回、1番・佐野皓が2号3ランを左翼席へ運び逆転。8回は6番・福田が中前適時打を放ち貴重な4点目を加えた。救援陣はビドル、平野佳が1イニングずつ無失点。今季3セーブ目を挙げた平野佳はNPB通算600試合登板を達成した。

 山本はヒーローインタビューでこの日の投球を振り返り、「四死球を6つ出してヒットもたくさん打たれたんですけど、野手に助けられながら勝たせてもらった1勝だと思います。粘り強く最少失点で行けたことは唯一よかったと思いますけど、毎回ピンチになって流れを引き込みきれず、反省するところがたくさんあった」とコメント。18連勝について問われると、「今日のように野手に支えてもらって勝たせてもらってる試合もたくさんあるので、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 レギュラーシーズンでは昨年5月28日のヤクルト戦(京セラD大阪)から黒星がなく、阪急時代の1970〜71年に足立光宏がマークした17連勝を抜き、球団新記録の18連勝を達成。これはNPB史上4位タイの記録となった。次なるターゲットは1950〜51年の松田清(巨人)と1957年の稲尾和久(西鉄)が持つ20連勝。NPB記録は2012〜13年に田中将大(楽天)が達成した“伝説”の28連勝となっている。

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  • 逆にあれだけチャンスあったのに…二点しか入らなかったのが残念!バットに当てりゃ点入る場面で見逃し三振してるからそうなるんよ!高部が積極的に打ってヒットは良かった
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