アーセナルとブライトンが対戦した [写真]=Getty Images プレミアリーグ第32節が9日に行われ、アーセナルとブライトンが対戦した。アーセナルのDF冨安健洋は負傷のためメンバーから外れた。
試合の均衡が破れたのは28分、ブライトンが先制する。自陣からルイス・ダンクが送ったロングボールにエノック・ムウェプが抜け出し、右サイドの深い位置からグラウンダーで折り返す。相手のマークを外してドフリーとなったレアンドロ・トロサールは、落ち着いてゴール右上に流し込んだ。
アーセナルは前半終了間際、コーナーキックの流れからガブリエウ・マガリャンイスがヘディングで折り返し、ゴール前のガブリエウ・マルティネッリが頭で押し込みネットを揺らす。しかし、マルティネッリのオフサイド疑惑でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入すると、ゴール前で複数の選手が重なったことでチェックに時間がかかる。結局、後方から2人目の相手競技者マルク・ククレジャがマルティネッリよりも前にいたと判断され、オフサイドでゴールは取り消された。
Was Gabriel Martinelli's goal right to be ruled out for offside? 👇#ARSBHA pic.twitter.com/pyO4eRRZDm— Amazon Prime Video Sport (@primevideosport) April 9, 2022
リードで折り返したブライトンは、66分にリードを広げる。モイセス・カイセドがトロサールとのワンツーパスでペナルティエリア左に侵入し、浮き球で折り返す。ペナルティエリア手前でムウェプが合わせると、相手GKアーロン・ラムズデールは反応したものの止めきれず、ボールはゴール左下に吸い込まれた。
88分、アーセナルに絶好機が訪れる。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーのマルティン・ウーデゴーアは直接狙うが、クロスバーに阻まれる。さらにこぼれ球をエディ・エンケティアが押し込もうとしたが、これもクロスバーに嫌われた。
その直後、アーセナルが1点を返す。ウーデゴーアがペナルティエリアの外から左足を振り抜くと、相手DFに当たって軌道が変化。相手GKの手から逃れるようにしてゴール左上に吸い込まれた。
アーセナルは終盤に猛攻を仕掛けるが、相手GKロベルト・サンチェスの好セーブも光ってネットを揺らすことはできない。
試合はこのまま終了し、アーセナルは2連敗、ブライトンは8試合ぶり白星となった。チャンピオンズリーグ出場権をかけた4位争いで、マンチェスター・Uに続いてアーセナルも敗戦。10日にアストン・ヴィラ戦を控える4位トッテナムは、両者との勝ち点差を広げる大きなチャンスが巡ってきた。
次節、アーセナルは16日にアウェイでサウサンプトンと、ブライトンは同日にアウェイでトッテナムと対戦する。
【スコア】
アーセナル 1−2 ブライトン
【得点者】
0−1 28分 レアンドロ・トロサール(ブライトン)
0−2 66分 エノック・ムウェプ(ブライトン)
1−2 89分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)