カゼミーロがベイルを擁護「彼へのブーイングはクラブの歴史へのブーイングと同じ」
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2022年04月11日 22:20 サッカーキング
レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルに対する批判に言及した。11日にスペイン紙『アス』が伝えている。
現在32歳のベイルは2013年夏にトッテナムからレアル・マドリードへと移籍し、4度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝の立役者となった。しかし、近年はケガで稼働率が大きく下がり、今季の公式戦出場は7試合のみ。一方、ウェールズ代表では水を得た魚のように躍動しており、マドリディスタやメディアからはクラブへの忠誠心を疑われてしまっている。
そんなベイルは9日に行われたラ・リーガ第31節ヘタフェ戦で74分から途中出場した際、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』の観客からブーイングを浴びせられた。これに対してベイル本人はなぜか笑みを浮かべていたが、カゼミーロは「一人の選手が指笛を吹かれると、全員が指笛を吹かれるのと同じだ」とチームへの影響を指摘。12日に行われるCL準々決勝セカンドレグ チェルシー戦の前日会見に出席したカゼミーロは次のように語り、ベイルに対するリスペクトを示すよう呼びかけている。
「サッカーは意見が大事だし、誰もがそれぞれの意見を持っている。だけど、彼らが僕のチームの誰かに指笛を鳴らすなら、僕は納得がいかない。僕らは彼をサポートし、ピッチですべてを捧げなければならない」
「ベイルはこのクラブの歴史的なメンバーであり、非常に重要なゴールを決めてきた。そんな選手にブーイングするということは、このクラブの歴史にブーイングするということになる。ファンは僕たちをサポートしなければならないし、僕らが一つになれればもっと良くなる。(チェルシー戦では)ゾクゾクするような応援を期待している」
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