JO1 白岩瑠姫、『ANN X』メインパーソナリティー起用の理由 初回放送では“おしゃべり王子”が本領発揮

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2022年04月12日 06:01  リアルサウンド

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JO1『KIZUNA』

 4月6日深夜、『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)がスタートした。メインパーソナリティの白岩瑠姫と、週替わりで他のメンバーが登場する。初回放送に登場したのは、最年長の與那城奨と最年少の豆原一成。初々しさと元気さ、途中で豆原が眠くなってしまうなどの可愛らしさなど、JO1の魅力が詰まった放送となり、放送開始直後にTwitterトレンド1位、番組終了間近にはTwitterトレンド世界1位という盛り上がりも見せていた。


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 JO1のトーク担当といえば、リーダーかつ進行役を務めることが多い與那城のイメージが強いが、同番組のメインパーソナリティに就任したのは白岩だ。デビュー2周年記念日である2022年3月4日に単発で放送された『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』での実績も大きいが、白岩起用の理由は初回放送からも垣間見えていたのではないだろうか。


 まず、なんと言っても白岩はとにかく喋るメンバーだ。11人揃ってトークをする際は、自ら積極的に前へ出ていくタイプではないが、ふとした瞬間に発するひと言の威力が強く、メンバーもファンもついつい彼の発言に注目してしまう。とりわけ、王子様のようなセリフをバシッとキメることが多いイメージだ。だが、実は大がつくほどのおしゃべり好き。デビューのきっかけとなった『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)時にも、練習生たちの合宿所で朝4時まで喋っているというエピソードが語られ、「おしゃべり王子」という異名も付いていたほどだ。4月6日放送回も生放送&初回で緊張と初々しさはあったものの、滞りなくトークを繰り広げていた。一方で落ち着いて進行をしつつも、メンバーが事前に選んだ曲の中からリスナーが聴きたい曲に投票する企画で、自身が選んだB’z「イチブトゼンブ」が1位に選ばれた時にはテンションが上がりすぎて曲振りができないという場面も。こういった無邪気な面も白岩の魅力だろう。この先リラックスしていくにつれて、より本領を発揮していってくれそうだ。


 さらに、『オールナイトニッポンX』という番組の形式と白岩の相性もいい。『オールナイトニッポンX』はラジオとradikoだけではなく、バーティカルシアターアプリ「smash.」とも連動しており、収録スタジオでの生放送の様子をリアルタイムの映像で見ることができる。白岩といえば、SNSなどでもファンに向けてよくセルフィーをアップしてメッセージを発信するなど、ファンへの愛をストレートに表現するメンバーの一人だ。見せ方とファンサービスが完璧な白岩だからこそ、目でも楽しめる『オールナイトニッポンX』との相性はバッチリだ。実際初回放送でも、「smash.」を通じてコロコロと表情を変えながら楽しんでいる姿を見せてくれていた。


 そして最後は「安心感」を理由に挙げたい。就任の記者会見で「僕らも意外と失言が多いグループなので(笑)。今も(ドキュメンタリー)映画が公開されてるんですけど、副音声の情報を公開されてないのに言っちゃったりとか。ちょっとメンバーを精査していきたい」と冗談交じりに語っていたが(※1)、JO1メンバーのトークは盛り上がるがゆえに会話が渋滞することも少なくない。その中でも白岩は引く時に引ける、安心感あるトークができるメンバーだろう。週替わりでメンバーを迎えるにあたり、バランスを見て進行していってくれそうだ。


 YouTubeのコンテンツなどで素の表情を見せてくれることはあるが、じっくりと話をしているJO1を見る機会はあまり多くはない。それゆえに、『JO1のオールナイトニッポンX』はファンにとって貴重な番組になっていきそうだ。ファンクラブ向けWebラジオ「Jamming with JO1」で磨いてきたトーク力を持って、同番組でも楽しいトークを繰り広げてほしい。


※1:https://www.oricon.co.jp/news/2228078/full/(高橋梓)


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