両者10日に行われたプレミアリーグ第32節でも対戦し、激闘の末に2−2のドロー決着。あれから1週間、チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝セカンドレグを挟んで、世界最古のカップ戦で再びあいまみえた。ともにCLから中2日、お互いに先発を7名ずつ入れ替えて試合に臨んだ。なお、リヴァプールのFW南野拓実はベンチメンバーから外れた。
試合の均衡が破れたのは9分、リヴァプールが先制する。左コーナーキックからアンドリュー・ロバートソンがアウトスイングの浮き球をボックス中央に供給。イブライマ・コナテが打点の高いヘディングで合わせて押し込んだ。
17分、リヴァプールがリードを広げる。ゴール前から味方につなごうとした相手GKザック・ステッフェンにサディオ・マネが猛然とプレスをかけ、ボールを刈り取る。これがそのままゴールに吸い込まれた。
さらに45分、リヴァプールが点差を3点に広げる。トレント・アレクサンダー・アーノルドとのワンツーパスでチアゴ・アルカンタラがボックス中央に侵入し、ペナルティエリア右のマネに浮き球でラストパスを送る。マネは右足ダイレクトボレーで合わせ、ゴール右下に突き刺した。
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お互いに決定機を生かせないまま終盤を迎えると、90分にマンチェスター・Cが1点差に詰め寄る。フィル・フォーデンのロングパスに途中出場のリヤド・マフレズが抜け出し、右サイドを突破。角度のないところから左足で放ったシュートは相手GKアリソンに防がれるが、こぼれ球をベルナルド・シウヴァが押し込んだ。
勢いづいたマンチェスター・Cは終盤、リヴァプールのゴールに再三迫るがネットを揺らすことはできない。試合はこのまま終了し、逃げ切ったリヴァプールが10シーズンぶりの決勝進出を果たした。4冠を目指すリヴァプールは、今季2つ目のタイトルまであと1勝となった。5月14日に行われる決勝戦では、チェルシーvsクリスタル・パレスの勝者と対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 2−3 リヴァプール
【得点者】
0−1 9分 イブライマ・コナテ（リヴァプール）
0−2 17分 サディオ・マネ（リヴァプール）
0−3 45分 サディオ・マネ（リヴァプール）
1−3 47分 ジャック・グリーリッシュ（マンチェスター・C）
2−3 90分 ベルナルド・シウヴァ（マンチェスター・C）
【スターティングメンバー】
マンチェスター・C（4−3−3）
ステッフェン；カンセロ、ストーンズ、アケ、ジンチェンコ；フェルナンジーニョ、B・シウヴァ、フォーデン；ジェズス（83分 マフレズ）、グリーリッシュ、スターリング
リヴァプール（4−3−3）
アリソン；アレクサンダー・アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン；ファビーニョ、チアゴ（87分 ジョーンズ）、ケイタ（73分 ヘンダーソン）；サラー、マネ（85分 フィルミーノ）、L・ディアス（85分 ジョッタ）
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