【漫画】金星は元気ハツラツで火星はツンデレ? “惑星”を擬人化した創作漫画が愛らしくてクセになる

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2022年04月18日 07:01  リアルサウンド

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『惑星日和』

 国や戦艦、刀に競走馬まで、その特徴をデフォルメした「擬人化」作品が漫画やアニメーションを中心に人気を博している。そんななか、「惑星」という壮大なモチーフを擬人化した、可愛らしい漫画作品がTwitterに登場した。4月8日にツイートされた「惑星の擬人化たちが一緒に楽しく暮らしている話」(惑星日和)は、惑星たちのドタバタコメディだ。


(参考:実際に漫画『惑星日和』を読む


 舞台は、地球のすぐ近くにある、地球とよく似た惑星。そこには、元気ハツラツの「金星」、ツンデレ気質な「火星」、内気な「水星」など、各惑星の特徴や“あるある”が踏まえられた少女たちが仲良く暮らしている。個性的な仲間に「地球」はいつも振り回されており、今日もドタバタに巻き込まれる――という物語だ。


 本作を手掛けたこにすけさん(@konisuke52)は、連載漫画家という夢を目指しながら、現在、漫画家アシスタントとして日夜制作を続けている。前衛的でキャッチーな本作が誕生した経緯、惑星たちのキャラクター設定へのこだわりから今後の目標まで、話を聞いた。


■一般職に就こうか悩んだことも


――テンポがよくて可愛らしい作品でした。こにすけさんは現在、どんな状況で漫画を制作しているのでしょうか。


こにすけ:漫画家さんのアシスタントをさせていただきながら、空き時間で自身の漫画制作を行っています。アシスタントの仕事量が月によってかなり変動するため、それに沿ったペースで制作します。最近は「1週間に◯ページまで進むめる」という目標を決めています。それが達成できたら、お菓子のような軽いご褒美を自分に与えて、なんとかモチベーションを維持しています(笑)。


――漫画を描くようになった時期は?


こにすけ:高校生の時からで、本格的に描き始めたのは18歳です。絵が好きだからという理由から専門学校の漫画専攻に進学したことがキッカケです。就活時期、漫画一本で行くか一般職に就くか悩みましたが、ご縁があって漫画家さんのアシスタントをさせていただくことになり、「漫画の道で頑張っていこう」と決意しました。


■トレンドと自身の好みから考えた設定


――「惑星の擬人化たちが一緒に楽しく暮らしている話」を制作した経緯は?


こにすけ:もともと自分が「擬人化」が好きというのもあり、このジャンルを作品に絡めたいと思っていました。現在流行中の擬人化漫画といえば『ウマ娘』ですが、自分は天体が好きなので、惑星をモチーフにすることにしたんです。


――もともと天体や宇宙科学に関心があったんですね。


こにすけ:ただ、好きなだけで知識は全くなく、今回の漫画を制作するために宇宙科学について勉強しました。調べれば調べるほど漫画に組み込んだら面白い要素が山ほどあり、ストーリーがすぐ思いつきました。


――“惑星の擬人化”というトリッキーな設定でしたが、なにか苦労はありましたか?


こにすけ:惑星の擬人化のギャグコメディを展開する上で、「舞台をどこにするか」はとても悩みました。普通に宇宙空間の中に登場人物がいても話を膨らませされないと感じたため、いっそのこと「太陽系の中に惑星の擬人化が暮らす星を新しく作り、そこを舞台にしよう」という結論に至りました。


――「金星=元気」「水星=影が薄い」など、各登場人物の個性はどのように決めたのですか?


こにすけ:全て宇宙科学に基づいて決めました。「金星の周りでは猛スピードの風が吹いているから破天荒な性格にしよう」とか、「水星は影が薄くて皆からかまってもらえないから卑屈にしよう」とか、登場人物の性格を最大限引き出せるように意識しました。


――次の作品も楽しみですが、今後はどのように漫画制作を展開していく予定ですか?


こにすけ:実績をつんで立派な連載漫画家になれるよう努力していきます。自分の漫画が一人でも多くの人の心に残るよう、これからも作品を世に出していくので楽しみにしていてください!


(望月悠木)


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