オリ山本の連勝ストップで不安露呈…「エラー」よりも心配な打線の状態

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2022年04月20日 06:54  ベースボールキング

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オリックス 山本由伸[写真=北野正樹]
◆ わずか3安打完封負け…打線低迷「一番の要因は…」

 昨年5月から続いていたオリックス・山本由伸の連勝が「18」でストップした。

 山本は5回まで無失点投球を展開していたが、6回一死から連打を浴びて迎えたピンチで遊撃手・紅林弘太郎が痛恨の適時失策。さらに内野ゴロの間に失点を重ね、8回6安打2失点(自責点1)でエースに黒星がついた。

 19日放送のCSでフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の池田親興さんは、「エラーを責める投手じゃない。かわいそうだった」と、力投が報われなかった山本に同情しつつ、今季5度目の完封負けを喫した打線に注目。12球団で唯一チーム打率1割台に沈む打線について、「噛み合ってないし、目を覚ましてない。その一番の要因がラオウ杉本。彼が打てていない」と個人名を挙げて、不振にあえぐ主砲の状態を心配した。

 昨季ベストナインと本塁打王に輝いた杉本は、5日ソフトバンク戦の1号弾の直後からノーヒットが続き、16日の西武戦で24打席ぶりの安打を放ったが、そこから再びノーヒット。この試合でも石川柊太とモイネロの前に「空振り三振」、「ニゴロ」、「三ゴロ」、「空振り三振」と4打席ノーヒットに終わった。

 池田さんは「去年あれだけ打てたので、彼の中での『もっと』という気持ちに加えて、相手チームもどんどん弱点を攻めてくるんですが、見ていると結果を出したいということでボール球にもだいぶ手を出していますし、今まで打てているんじゃないかなというところでミスショットしている」と杉本の状態を分析。チームの浮沈は昨季の快進撃を牽引した主砲「杉本にかかっているんじゃないですかね」と話していた。

 また、番組MCを務めた大久保博元さんは「ちょっと心配ですね。一昨年の勝てなかったオリックスってこんな状態だった」と振り返り、真中満さんは「エラーはやむを得ないので打線ですよね。しっかりと点数を取っていたらこんな乱れも出ないと思うので。(浮上のカギは)やっぱり杉本の復活じゃないですか」と、オフェンスの停滞感がディフェンスにも影響を及ぼしているとの見方を示した。

 試合後には中嶋聡監督から「苦しい投球をさせてしまって申し訳ない。これでのほほんとしている野手が居たら出る資格はない」と厳しいコメントも飛び出したオリックス。

 エースの記録ストップはもちろん、ここまで3つの借金を抱えてしまっている要因も、低調な打線にあることは間違いなさそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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  • 山本由伸に限った事ではないが、今年のパ・リーグはムエンゴが蔓延してるような気がする。
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