オリックス・宮城大弥が今季初勝利!「なかなか勝てない時期が続いたので勝てて嬉しい」

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2022年04月20日 22:00  ベースボールキング

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オリックス・宮城大弥 (C) Kyodo News
◆ 指揮官は「攻めの投球」を絶賛

 オリックスの宮城大弥(20)が20日、本拠地・京セラドーム大阪で行われたソフトバンク戦に先発登板。

 7回を投げて被安打4、6奪三振で1失点の好投。今季4度目の登板で嬉しい初勝利を掴んだ。




 ソフトバンクのベテラン左腕・和田毅との投げ合いとなったこの試合。宮城は初回に一死から今宮健太に今季1号を浴びたものの、その後はキレ味の良い変化球を効果的に駆使し、スコアボードに「0」を刻んでいく。

 昨日は苦しめられた打線も5回、一死から福田周平がライト線への長打を放つと、二塁ベースを蹴って一気に三塁を狙う。ライトからの返球を受けた二塁手・牧原大成は阻止しようと三塁へボールを送ったが、これが福田のヘルメットに当たって三塁ファウルグラウンドへ。ボールが転々とする間に福田が生還し、試合を振り出しに戻す。

 さらにそこから二死満塁のチャンスを作ると、「チームみんなで繋いできたチャンスの場面。初球から思い切って行こうと思っていました」と安達了一がセンター前に落とす執念の一打。「詰まった当たりでしたが、なんとか良いところに飛んでくれてよかったです!」という適時打で二者が還り、3−1と試合をひっくり返した。



 援護をもらった宮城は6回二死一・二塁のピンチを切り抜け、7回は右打者3人から2つの三振を奪って三者凡退。この日は7回・108球、被安打4で与四球が1つ。6奪三振で1失点という内容だった。

 「立ち上がりはボールが高く浮いてしまっていました」と振り返りつつ、「それでもホームランのあと、すぐに切り替えてそれ以降をしっかりと抑えることができたところはよかったと思います」と収穫を語った左腕。

 つづけて「ランナーを出してしまった後の四球など、細かい部分でまだまだ課題もあるので、もっと良いピッチングをしていけるようにしっかりと修正していきたいと思います」と今後に向けた課題も口にした。


 試合は8回、宮城の後を受けたジェシー・ビドルが中村晃に適時打を許して1点差。さらに9回は守護神の平野佳寿が先頭打者への死球からピンチを招いたが、最後は柳町達を外のまっすぐで見逃し三振に仕留めて逃げ切り成功。オリックスが3−2で勝利を収め、このカードの星を1勝1敗のタイに戻した。

 先発の宮城は4度目の先発で嬉しい今季初勝利。「なかなか勝てない時期が続いたので、勝てて嬉しい」と安堵の表情を見せる。

 中嶋聡監督も「宮城らしくテンポ良く、自分のボールで高さ、コースと攻めたと思う。前回も攻めたピッチングはしていたんですが、援護することができず、自分が苦しむ方向に行ってしまった。今日も先制されて、なかなか点が入らない状況だったんですけど、よく攻めてくれたと思う」と、左腕の“攻め”の投球を称えた。


 苦戦が続く打線についても、「頑張っているんですけどね。なかなか結果につながらない」としつつ、「本当にみんな苦しんでいるんですが、この苦しみが後々良い方向に行くはずと思う。何とかしていきましょう」と前向きに締めくくった。

 他球場でロッテが敗れたため、この勝利によって西武と同率の3位に浮上したオリックス。勢いに乗って21日の試合にも勝ち、2カード連続の勝ち越しを決めたいところだ。


取材・文=どら増田




【動画】1点差守り抜いた!今季初勝利に宮城も笑顔

守護神 #平野佳寿 が試合を締める✨
\ #福田周平 のベースラン💨#安達了一 の勝ち越し打🎆#宮城大弥 は7回を投げて6奪三振1失点👏

⚾#プロ野球(2022/4/20)
🆚オリックス×ソフトバンク
📱Live on #DAZN#Bs2022 #NPB pic.twitter.com/5jHBFmk3i1— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 20, 2022

このニュースに関するつぶやき

  • 去年のシーズン序盤が快投をみせていたから,それに比べたら本調子ではないかもしれないけど,悪い内容ではなかったから勝ちがついて良かったですね
    • イイネ!1
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