松中氏「美馬投手を助けてしまった」KOチャンス逃した西武の拙攻を指摘

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2022年04月21日 07:52  ベースボールキング

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ロッテ・美馬
◆ チャンスでの凡退の内容に注目

 西武は2試合連続の完封勝利で2連勝。ロッテをかわしてオリックスと並ぶ3位タイに浮上した。

 西武は打線が相手先発・美馬学の前に6回までノーヒットに抑え込まれたが、7回先頭の4番・山川穂高がチーム初安打を放ち、5番・外崎修汰の犠打でチャンスメーク。続く6番・呉念庭が値千金の適時二塁打を放ち、息詰まる投手戦をものにした。

 ただ、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の松中信彦さんは、西武が5回の攻撃で無死一・二塁から無得点に終わった場面に注目し、「あそこで一気にいきたかった」と、あと1本出なかった拙攻を指摘した。

 両軍スコアレスで迎えた5回裏は、イニング先頭の山川が死球、続く外崎が四球を選び、西武はノーヒットながら一・二塁のチャンスを迎えたが、6番・呉念庭がカウント3−0から外角速球を捕らえきれず左飛で凡退。すると7番・柘植世那と8番・愛斗も連続三振に打ち取られ、絶好機で無得点に終わった。

 松中さんは「呉念庭の3ボールからの凡退がもったいなかった。あそこで一気にいきたかった。打っても良いんですよ。でも引っ張る打球を打って欲しいなと。ちょっと合わせるような打撃をしてしまったので、あれで美馬投手を助けてしまった」と、左飛に倒れた呉念庭の打席を振り返った。

 仮に自身が同様の状況で打席に入った場合の対応について問われると、松中さんは「僕の場合は4番を打たせてもらっていたので、振りにいきます」と即答。

 「もう美馬投手がいっぱいいっぱいだったので、(カウント3−0からの結果球も)置きにきたボールだった。これを思い切って踏み込んで、センターから右方向に打っていかないと」と、打球方向も含めて“狙いを定めた”打撃が必要な場面だったと強調した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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