オリックス・福田周平に復調の気配 逆転サヨナラ演出も次戦見据える

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2022年04月22日 07:52  ベースボールキング

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オリックス 福田周平
◆ 今季初の猛打賞で終盤の攻撃を牽引

 オリックスの福田周平選手(29)がソフトバンクとの本拠地カード勝ち越しに貢献。打棒で存在感をアピールした。


 19日の第1戦は四球の1出塁にとどまったが、「2番・中堅」で先発出場した20日の第3打席で右三塁打を放つと、中継プレーが乱れる間に一気にホームイン。チームの逆転勝利を呼び込んだ。


 さらに、1勝1敗で迎えた21日の第3戦では「1番・左翼」で5打数3安打2得点の活躍でチームを逆転勝利に導いた。

 完封目前の千賀滉大に対し9回無死一塁から中前安打を放ち、その後の吉田正尚の右前打で起死回生のホームイン。11回の第5打席ではモイネロのスライダーを中前に運び、紅林弘太郎の左前打で決勝のホームに生還した。

 サヨナラ機を演出した福田は「無我夢中というか、あまり何も考えずにボールに喰らいついていく感じだった」と口火を切る一打に胸を張った。


 昨季は福田・宗佑磨・吉田正・杉本裕太郎の上位打線“福宗正杉”や、吉田正の離脱時に紅林が3番に入る“福宗紅杉”の並びで1番から4番を固めていたが、中嶋聡監督は今季ここまで、リーグ優勝を果たした昨季の形にとらわれない打線を組んでいる。これは昨季序盤にもあったことで、福田はこの3連戦で「5番・2番・1番」と3日続けて異なる打順で起用された。

 今季から背番号1を背負う福田は、開幕3カードを終えた時点で打率1割台と苦しいスタートだったものの、21日に今季初の猛打賞を記録して打率.263、出塁率.306まで数字が回復。中嶋監督も「こればかりは結果なのか。悪くはないですよ」と福田の状態についてコメントしており、昨季の快進撃を牽引した小兵の本領発揮に期待を寄せている。

 カード勝ち越しを決める劇的勝利の立役者となったリードオフマンは「最高でした。ワイワイ楽しみました」と歓喜の瞬間を振り返ったが、「明日からまたいいピッチャーが続くのでしっかり攻略していきたい」と、すぐに次へ切り替えていたのも頼もしい。

 次カードは京セラドーム大阪でのロッテ3連戦。22日は防御率0.45の好投手・ロメロとの対戦を控えている。パ・リーグ連覇にはリードオフマンの復活が必要不可欠なだけに、ソフトバンク戦で掴んだ勢いをものにしたい。


取材・文=どら増田

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  • ロッテの福田秀平は、もはや廃棄物です。要りませんね。
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