ウクライナ1部リーグが「優勝なし」で打ち切り…中断時の上位2クラブに来季CL予選出場権付与か

ウクライナ・プレミアリーグ（ウクライナ1部）は26日、ロシアによる軍事侵攻の影響で中断を余儀なくされていたリーグ戦を優勝チームなしのまま打ち切ることを公式サイトで発表した。

　ウクライナ・プレミアリーグ（UPL）の公式サイトによると、26日にUPL役員総会がテレビ会議形式で開催され、その場で今シーズンのリーグ戦についての処遇が検討された模様。今年2月に始まり、今もなお続くロシアによる軍事侵攻によってスケジュール消化が困難であることから、シーズン途中でリーグ戦を打ち切る案が支持された。2月24日時点の順位が2021−22シーズンの最終順位となり、優勝チームはなし。シーズンが中断になった際、首位はシャフタール・ドネツクで、ディナモ・キーウが勝ち点差「2」で2位につけていた。シャフタール・ドネツクとディナモ・キーウには、来シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）予選出場権が与えられる見通しとなっている。この件に関する決定書は、承認を得るべくすでにウクライナサッカー連盟（FFU）へと提出されたという。

　なお、2021−22シーズンのUPLユースリーグの運営に関する決定は、後日行われる予定。