ラフォーレ原宿が、4月28日に営業を開始する自主編集売り場「愛と狂気のマーケット 〜“おもしろい”才能の出会い系〜(以下、愛と狂気のマーケット)」の内部を公開した。自社運営の売り場を開設するのは2004年9月にオープンした直営店「サイド・バイ・サイド(Side by Side)」以来約18年ぶり。「狂気=才能」として個性豊かなクリエイターやブランドの作品を集積し、新たなカルチャーの創出を目指すという。
愛と狂気のマーケットは、1ヶ月2万円から出品できる一般参加型の売り場として展開。ジャンルや年齢、性別、国籍は問わず、商品の送付のみの出品にも対応する。ラフォーレ原宿のスタッフが接客や会計を行うため、出品者は好きなタイミングで来店して接客できるのも特長の一つだ。作品展示のみの参加も受け付けている。
売り場はB0.5階の「ランドバイミルクボーイ(LAND by MILKBOY)」などのブランドが並んでいた中央と右手側に配置(※ランドバイミルクボーイを含む一部ブランドは移設)。面積は同フロアの約半分を占める。店内には大・中・小スペースのほかにボックス、ロッカー、ラック、ウォールといった7つのカテゴリーを用意し、作品の特性に合わせて選べるようにしている。出品期間は1ヶ月単位で選択可能。25歳未満の若手クリエイターには出品料割引を適用する。展示区画は最大80を想定している。
ラフォーレ原宿の担当者によると、コロナ禍で街の人流が大きく変化する中で「強い来店動機」が課題となっていたという。従来から個性派ブランドを多数誘致しカルチャーを発信し続けてきた同社は「個人がカルチャーを作る」という考えのもと、新区画では個人の才能にフォーカス。ディレクターには軍地彩弓を迎えた。スタッフの制服は植木沙織が手掛ける「スリュー(SREU)」が担当した。