DeNAの開幕投手は今季初白星遠く…東5回4失点に指揮官「良くなかった」

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2022年04月28日 22:32  ベースボールキング

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DeNA 東克樹[写真=萩原孝弘]
● DeNA 0 − 7 巨人 ○
<5回戦・横浜>

 プロ5年目にして初の開幕投手を任された東克樹は、今季4度目の先発マウンドも巨人打線の勢いに飲みこまれ、初勝利ならず。5回4失点で3敗目を喫した。

 前回登板では7回無四球無失点ピッチングを披露したが、この日はコントロールが定まらず、初回二死からポランコを歩かせた直後、4番・岡本和真に手痛い9号2ランを被弾。2回も先頭の丸佳浩に四球を与え、中島宏之、岸田行倫に連打を浴び3失点目。4回にはイニング先頭の6番・丸にバックスクリーンへ7号ソロ叩き込まれ、早くも4点のビハインドとなってしまった。

 斎藤隆ピッチングコーチの「ボールに強さはあるが、高めに浮いたところを捉えられている」とのコメント通り、生命線の低めの制球が甘く、変化球のキレもイマイチ。前回8つ奪った三振もわずかに1と、前日の坂本裕哉とローテーションチェンジし、満を持しての中7日の工夫も実らなかった。

 本人も「初回、2回と四球絡みの失点でチームに良い流れを持ってくることができなかったことは反省点です。また、本塁打は要求通りに投げきれなかったです」とうなだれた。

 6回にはここまで貴重な中継ぎとして機能していた宮國椋丞が3失点し万事休す。0−7と連日の大敗を喫した。

 三浦監督も東に関して「良くなかったですね。いつものコントロールではなかったですし、ホームランも甘くなって狙ったところに行かなかった」と苦言。「その後もフォアボール絡みの失点で、リズムが作れなかった。いつもの東だったらしっかりと決めきれていた」と、本調子ではなかったと分析した。

 序盤から劣勢のゲームが続き、首位チームとの差を見せつけられたような連敗を喫した三浦ベイスターズ。先発陣の立て直しが、反撃に向けたキーワードになる。

 
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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