ダルビッシュ、6回3失点で2勝目　尻上がりの粘投、5登板中4度目のQS

● パイレーツ 3 − 7 パドレス ○
＜現地時間4月29日　PNCパーク＞

　パドレスのダルビッシュ有投手（35）が29日（日本時間30日）、敵地でのパイレーツ戦に先発登板。6回8安打3失点と粘り今季2勝目（1敗）を手にした。パイレーツの筒香嘉智内野手（30）は出場しなかった。

　初回、四球と安打で一死一、三塁のピンチを招くと、4番・ボーゲルバックに自らのグラブを強襲する適時内野安打を浴び失点。続くカスティーヨには右前適時打を許し2点目を失った。

　初回だけで25球と立ち上がりは制球に苦しんだが、2回は16球でゼロを刻むなど徐々に修正。4回まで3イニング連続でゼロを並べた。2点リードの5回は一死二塁で3番・ヘイズの痛烈なライナーが右脇腹付近を直撃。跳ね返った打球を三塁・マチャドが素早く処理し結果は三ゴロとなった。ダルビッシュは投球練習で状態を確認し続投。その後、1点を失うもリードを守り勝利投手の権利を得た。6回もゼロを刻み、6回98球、8安打3失点、5奪三振1四球の内容で降板。防御率は4.44となった。

　今季2戦目だった12日（同13日）のジャイアンツ戦で2回途中9失点と大崩れしたが、開幕投手も務めた4月は5試合に登板し4試合でクオリティ・スタート（QS＝6回以上、自責点3以下）を達成。大炎上はあったものの上々の滑り出しとなった。