ヤクルト・小川が"女房役"の復帰戦で完封 直球主体の快投「強気な投球できた」

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2022年05月03日 17:32  ベースボールキング

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完封で今季初勝利を飾ったヤクルト・小川泰弘
● 阪神 0 − 3 ヤクルト ○
<7回戦・甲子園>

 ヤクルトは4連勝で今季最多の貯金4。“扇の要”中村悠平の復帰戦で、先発の小川泰弘が9回・112球を投げ、6安打無四球5三振と快投し、通算10度目の完封勝利で自身の今季初勝利(1勝2敗)を飾った。

 今季の開幕投手を務めた小川は、試合前時点で4戦2敗、防御率5.68と精細を欠いた投球が続いていたが、中12日を空けて挑んだこの試合は140キロ台中盤のストレートを軸に阪神打線を抑えた。

 前半5イニングはボールが先行する場面も崩れることなくスコアボードにゼロを並べ、6回一死二・三塁の場面では、中野拓夢をチェンジアップで中飛、続く佐藤輝明を三邪飛に打ち取りピンチ脱出。若き主砲に対しては内角高めにストレートを6球続ける強気の攻めで押し込んだ。

 援護したい打線は初回に4番・村上宗隆が左翼ポール際に先制2ランを放ち、2回に8番・長岡秀樹が詰まりながらもしぶとく左前へ運ぶ適時打を放ち加点。

 3回以降は相手先発・西勇輝の前に6イニング連続で三者凡退に抑え込まれたが、小川も6回を除けば散発4安打とピンチらしいピンチもなく危なげない投球。序盤に受けた援護点を守り抜いた。

 今季初勝利を完封で飾った小川は、試合後のヒーローインタビューで「しっかり自分の仕事をしたいと思っていました。中村が良いリードをしてくれて強気なピッチングができましたし、序盤に味方も点を取ってくれて大胆に攻めていくことができました」と、故障離脱から復帰した女房役らバックに感謝。

 ストレートを主体にゼロを並べた自身の投球については、「調整の段階でストレートを見直してきた。バッターが差し込まれているのもわかったので、そこは自分を信じてしっかり腕を振りました」と手応えを感じていたようで、6回のピンチで佐藤輝を打ち取った場面は「中村も強気でインコースを要求してくれましたし、ストレートを信じて自分も投げきれた」と振り返った。

 小川の完封勝利は2021年5月15日の中日戦(バンテリンドーム)以来353日ぶりで通算10度目。フォーム見直しで蘇った右腕は「今まであまりいい働きができなかったので、これから心機一転して、チームに貢献したい」と力を込めた。

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